軽自動車で20万キロ乗るためにーその1

平成5年に運用が始まり、この3月(平成31年)に退役した、政府専用機「ジャンボジェット」ボーイング747型機の総航続距離は、約1460万キロ(地球365周分に相当)
昭和39年に製造され昭和53年に引退した、「0系新幹線」1号機の総走行距離は、約600万キロ(地球150周分)
我が家のスクラムは、まだ、たった20万キロ・・・、地球5周分です。

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比較対象が間違っている?


同じ軽自動車で比較すると、
個人的には、代車で借りたホンダ・バモス27万キロが最高。
ボディーは、多少くたびれていたものの、走りに問題はありませんでした。
普通車クラスでは、
旅先でお会いした元自衛官Hさんの、日産・サニー60万キロ

(気比の松原にて)

この時代(1970年代)のオドメーターは、まだ10万の桁がないので、99,999の次は0にリセットされてしまいます。
なので、何回0に戻ったかを記録しておかないといけません。
この年式で、このコンデション、しかも60万キロ-貴重な1台です。

何か特別なメンテナンスをしているのですか?とお尋ねすると、
STPのオイル添加剤を使用している、とのことでした。
教えていただいた添加剤を自分もしばらく使用しました。
現在は、ディーラー車検の際に、“お勧め”とされる添加剤を使用しています。

長く乗るための車選び


ホンダとスバルの軽は丈夫

27万キロ・バモスの整備工場の社長(元整備士)によると、ホンダとスバルのエンジンは強い。
(現在のスバルの軽は、ダイハツのOEMです)
こまめ(3,000~5,000Km毎)にオイル交換しなくても、意外と壊れない、と。
マツダの整備士さんも同意見でした。
ただし・・・、

ミッションは、AT(オートマチック)よりMT(マニュアル)

エンジンが丈夫なバモスも、AT(オートマチック)車の場合、
10万キロを超えると、よく壊れるそうです。
でも、裏を返せば、“10万キロ乗る程度ならAT車で十分”と言うことにも。
(ここ最近は、AT・CVT車の性能がさらに向上し、燃費だけでなく耐久性もアップしているそうです)

マニュアル車の欠点は運転の難しさですが、それが一種の安全装置となるという点では長所とも言えます。
今こそ、“あえてマニュアル車を選ぶ”もありでは?

個人的には、ターボ車もなるべく避けます

ターボは、非力な軽自動車にはありがたい装備ですが、故障すると高くつきます。
ノンターボ(NA)車であれば、ターボが壊れることはありません(-_-;)

ダーク系のボディーカラーも避けます

実は、一度だけ、ガンメタ色の軽バンに乗っていたことがあります。

(当時のカタログより)

ところが、納車3日目に、フロントを配達の車に当てられ、修理行き(結構、大掛かりな修理に)
その後も、バイクに当てられ、廃品回収のボンゴトラックに当てられ・・・、ボコボコに。
明らかに、気付かれていない、見落とされているケースが多かったため、心配になり2年で手放しました。
以来、ホワイト系・シルバー系を選ぶようにしています。

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長く乗るためのメンテナンス


ボディーのサビに注意

ある整備士さんに“この部分だけはサビないように気を付けて”とアドバイスを受けました。
それは、

リア・タイヤハウスの一面、赤色の部分です

エンジンは、載せ替え可能ですが、ボディーのこの部分は、交換できないから
ところが時すでに遅し、

反対側も同じ部分がサビています。
融雪剤の影響だと思います。
板金塗装は、両側で3万円ほどですが、直しても、またサビが発生する可能性が高いとのこと。
スクラムの場合、今のところ見た目だけの問題ですが、スズキ・ジムニーSJ30の時は致命的な結果に。
右側にあるリアゲートのヒンジ部にサビが発生し、リアゲートが脱落。

(ジムニー関連の雑誌より参照)

幼いなっちゃんも一緒に乗った2ストジムニー、エンジンも快調で林業でも重宝した車でしたが、さすがにリアゲートなしでは・・・、あきらめて廃車に(>_<)

スパークプラグの点検・交換

軽自動車のエンジンは、たいてい3気筒ゆえ、スパークプラグも3本。
スパークプラグの点火不良は、エンジンに悪影響を与えかねません。
軽自動車の場合、その交換時期は、7,000~10,000Kmを目安にとあります(デンソーによる)
軽のような非力なエンジンでも、スパークプラグが2本死んで残り1本の状態でも走行は可能です。
ただし、エアコンのコンプレッサーなど負荷がかかると、一気にパワーダウン、そこで異常に気付きます。
プラグが3本から2本、そして1本と減るごとに、パワーダウンしていくわけですが、意外と気付かないものです(燃費が悪くなったな、とは感じていましたが)
スパークプラグは消耗品ととらえ、時期が来たら交換しましょう。

実は、このスパークプラグが原因で、
スクラムは廃車寸前の状態になりました。15万キロ半ばのころです。
スパークプラグ1本で走行していた経験から、長寿命(50,000Km)のイリジウムプラグに交換しました。
これで安心と思ったのが・・・、大間違い(>_<)でした。
点検を怠り、プラグの1本が緩んでいることに気づかず走行し続けたため、シリンダーヘッドのネジ山が摩耗し、プラグが吹っ飛びました。
プラグ1本でも走行できますが、プラグが1本でもエンジンから外れた時点で即アウト、走行不能になります。
たった一本のスパークプラグの取り付け不良で、エンジンが壊れてしまうとは(-_-;)
あまりのあっけなさに、かえって諦めきれなかったのと、車検を受けた直後だったこともあり、ディーラーと相談して、修理することにしました。
修理代は、決して安くはありませんでしたが・・・。

この話の続きと、オイル交換、足回りの異常などについては、その2で。

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。