昭和の原付バイクーヤマハ・ジョグ

昭和58年(1983年)に誕生したヤマハ・ジョグ
ジョグは、若者向けスポーツタイプとして登場、すぐに人気を集めました。
初代モデルは“ペリカンジョグ”の愛称で呼ばれ、現在でも根強い人気があります。

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原付でも時速80キロ!


1980年代初めには、原付でもスポーツタイプであれば、かなりのスピードが出ました(80~90Km/hくらい)
ジョグもスポーツ志向が強かったせいか、発売当初のスピードメータには“70”の表示が!
実際には、メーターを振り切る速度が出たと仲間が自慢?しておりました。
原付バイクの法定最高速度は30km/hなのですが・・・。

しかし、ちょうどその頃、安全を考慮したメーカーが速度の自主規制を始めました。
その結果、時速が60Kmに達するとリミッターが作動し、それ以上速度が出ないようになりました。
イラストのコスミックブルーは、自主規制後の1984年発売モデルです。よって、速度は60km/hしか出せません。

(当時のヤマハ・スクーターカタログより)

1986年には、原付に二段階右折が導入されたり、ヘルメット着用が義務化されるなど、原付事故が多発していた当時の事情がうかがえます。

しかし、スピードが出なくなったからと言って、ジョグの人気が下がった訳ではありません。

初代ジョグは、バリエーションを増やしながら人気を不動のものとし、1987年に2代目にバトンを渡します。

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その後・・・、


原付全盛の80年代、数多くのモデルが世に出たものの、現在まで生き残っているものは残念ながらごくわずか(>_<)
自分が乗っていたヤマハ・トライ(1985年発売)も忘却の彼方に・・・。

しかし、ジョグは時代に合わせて形を変えながら生き残ってきました。
2007年(平成19年)には、排ガス規制対応のためエンジンが2ストから4ストへ
80年代ならば、“4スト=おばちゃんバイク”でしたが、そんなことにこだわるのは我々世代(アラフィフ)ぐらいか?
そして2018年4月、ヤマハはホンダからOEM供給された「タクト」をジョグとして販売することに。
外観は、ジョグのペリカンタイプに変更されています。
しかし、ヤマハオリジナルのジョグは消滅することになりました。

ジョグに憧れた16歳も、あれから35年、

こうなります。

共に35周年(1983年生まれ)


カロリーメイト(大塚製薬)
バランス栄養食の先駆け、非常食やアウトドアでの行動食にも。林業でもお世話に。

Gショック
日本で人気が出始めるのは、90年代になってからですが、誕生は1983年。
人気の火付け役となったのが、この“スピードモデル”
電池も長持ちで、10年ほど交換要らず。
35周年を記念して、同じ型のメタル仕様が発売されるほどの定番モデル。

東京ディズニーランドも今年で開園35周年だそうで(ニュースで知りました)
実はまだ、行ったことがない(ある意味自慢です)

よく見ると・・・。


時は、昭和58年。
買ったばかりのジョグに乗って、腕にはGショック、流行のポシェットの中にはカロリーメイト。
そして行先は、オープンしたてのTDL?

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。