EXPO’70大阪万博Vol.18ーみどり館

「日立グループ館」のお隣「みどり館」
パビリオンは巨大ドームでその中身が気になるところですが・・・、
それより???なのは「みどり」
何者なのか???

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みどり館のみどりは・・・


大阪万博成功に寄与するため、32の企業により結成された「みどり会」
そのみどり会が共同出展したパビリオンだから「みどり館」という訳です。
中心となったのは「三和銀行」(現三菱UFJ銀行)さんで、コーポレートカラーが「みどり色」だったから?
(個人的には初銀行口座が三和銀行!)

テーマは「多次元の世界」


パビリオンがドームだったのは“全天全周映画-アストロラマ”を上映(体験)するための映画館だったため。

映写技術だけでなく、元となるフィルムやカメラ機材、音響機器もいちから開発したそうです!


パンフレットによると、アストロラマによる「超視覚映像」+「超立体音響」=「多次元の世界」となるそう。
アストロラマは、大迫力の映像・音響=体験の流れを作ったのでしょう!(^^)!

現在では、個人でゴーグルを装着して体験できる「VR(仮想現実)」技術が進歩。
ちょっと脱線しますが・・・、
林業でも「林業安全教育360°VR」というものがありまして、林業災害を疑似体験できる安全教育ツールです。
下手をすれば“死んでしまう”危険な職場なので、安全意識を高めるには効果的。
同じ“体験”でも、方法や技術が異なるアストロラマとVRです。

アストロラマ・ドームを造ったのは「大林組」


みどり会32社の中に、あの「大林組」さんも。
当時としては“巨大”なドームを大林組さんが建設!
鋼管をトラス状に組んだもので、高さは31m、外径は46mの大きさだったそう。
ただ、高さ31mと聞いても・・・、今となっては驚きはない!
なぜなら、大林組と言えば・・・、

高さ634m、東京スカイツリーですからねぇ。
また話はそれますが・・・、
大林組さんの下で伐開(支障木伐採)工事を行ったことがあります。
現場が「伊勢神宮」関連施設なので、大林さんが出張ってこられたのでしょう。
所長さんに「東京スカイツリーも造られてさすがですね」と話しかけたところ、
「あっちは別物ですからねぇ」とだけ、それ以上会話は続かず(>_<)
「みどり館のアストロラマ・ドームも造られてさすがですね」の方がよかったか・・・。

コンパニオン(ホステス)ユニフォームを作ったのは「高島屋」


銀色のテカテカした生地で作られたユニフォーム、コスモ・ルックと言うらしい。
このコスモ・ルック、前にも見たような・・・。

ガス・パビリオンのホステス・ユニフォーム(合服)
実は、この制服も「高島屋」さんが作ったもの。

(みどり館[合服])

デザインと素材の両方で未来を表現した傑作!
万博当時、アストロラマは人気パビリオンだったそうですが、このユニホームも人気を集めたに違いない(と思う)

実は今しがた届いたメールによると、第3回「大阪・関西万博開催支援EXPO」【会期2023年4/13(木)・14(金)】のお仕事の関係で、これまで登場したホステス(コンパニオン)さんたちが参加することに。
大阪万博会場を空中散歩できる「ペーパークラフト360°パノラマVR」の中で登場することになりそう。
新たな技術でEXPO’70タイプスリップ散歩が実現、そのご案内をすることになりそうです。

最後にスタンプを押して、

現在の様子は、

当時のみどり館ドームは、見えている木々の倍の高さはあったあったわけで・・・、今見ても巨大ですね。

次は斜め向かいの「三井グループ館」に行ってみます。

日立グループ館に戻られる方は⇒こちら

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。