たかがチェンソーと侮ることなかれ㉝ーこれからの林業を支える若者の躍動(その2)

「講師に聞く 安全な伐木作業の実践〈PDF無料配布〉」の特集記事が掲載された「林業新知識」7月号。
表紙イラストには昨年6月号「これからの林業を支える若者の躍動」の4人が再び登場!
今年もひーちゃんたち若者に頑張ってもらうしかないのです!

〈PDF無料配布はこちらで〉⇒林業改良普及協会ダウンロードページ

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とある山土場に集合!


やって来た一台の古いワンボックス4WD車(日産・バネットラルゴ)
昨年は登場人物を仕上げてから背景を描きましたが、今年は背景が先。
先ずは地平線と山の稜線を引く・・・、から始めます。
最後にトレーニング用丸太を設置して完了!

(応援にやってきたショウリョウバッタ君!)

トレーニング用丸太をベースや切株に固定する方法はこちらで(全林協ダウンロードページ)
安全で正確な伐木のために チェンソーの操作技能 基本トレーニングテキスト(指導者用)

新人君(FW1・フォレストワーカー1)登場!


1年経ってもまだFW1の初心者マークはちょっと気の毒ですが・・・、
今年はこんなところでも活躍してもらってます。

(「森林整備事業のあらまし 令和7年度版」 表紙)

今回の「講師に聞く」は、ガンマークの習得に役立つ情報満載ですが、その前段階の“フェイスカット”に関する項目もあります。
新人君は今、正面フェイスカットを行うところなのです!

さらに左右のフェイスカットも行うことにより、受け口・追い口の作業を正確に行えます。
フェイスカットには、注意点もありますのでテキストでご確認を!

新人君の成長はご本人の志や努力の賜物ですが、指導者のことも忘れてはいけない!

班長(FL・フォレストリーダー)のご登場!


新人さんがいきなり本体(実働)班に配属され「一人でこれやっとけ!」みたいなことは、もう過去のことかと。
新人をまとめて指導する班長がいて、基本から教えてくれます。
(今では林業学校で基本を習得済みの新人さんも)
同じ班長でも、本体班と教育班では役割が異なります。
やがて配属される本体班で通用する技術力・安全力を身に着けるよう、教育にもついつい熱が入り・・・、

とにかく安全力・安全意識は最初の基礎教育が肝心!
これだけは「後から学べば何とかなる」とはならない!
ただ安全力と技術力は表裏一体なので、今回の「安全な伐木作業の実践マニュアル」などを使った指導は一石二鳥!なのです。
技術の向上=安全作業という訳です!

ひーちゃん(FW3・フォレストワーカー3)登場!


話の流れ的には3番手登場ですが、イラストを描く順番はFW1の次になります。
手前(FW1)⇒奥(ひーちゃん)そして奥から手前で(FL⇒FW)の順になります。

本来はFW1のひーちゃん、先輩FW3のスギちゃんの役割をこなします。
FLの持ってるメジャーを使い、丸太から伐倒方向15m先にポールを設置したり、新人君の受け口に自分の持ってる計測版を当て、赤コードや青コードを引っ張ったりと大忙し!
おかげでFLはFW1の教育に専念できます。
もちろん丸太の設置など重作業は、トビ持参のFMがしてくれるのでご安心を!
経験を積み、全体が見えるようになり自ら何をすべきか理解し率先する。
やがてはその経験を生かしてFLとなり、本体班の段取りをこなすのです。

ところで、スギちゃんはなつこパパに不満があるようで・・・、
「FW3ならわたしでいいじゃん!ひーちゃんばっかりずるい!」
「そこは・・・身長の関係で・・・仕方なく」

後日、チーム森に戻ったひーちゃん、

総班長(FM・フォレストマネージャー)登場!


FMは一番隊の隊長、並びに護廷十三隊総隊長みたいなものです。
彼が考えるべきは全体の安全活動や教育・安全装備のこと、現場の進捗状況や効率化・省力化など多岐にわたります。
伐倒方向をじっと見つめるFM・・・、

これも大事!(^^)!

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。