夏子さんと出かけた徳島での思い出と、
ペット同伴のドライブに役立つ車内扇風機とクレート用送風機について。
意外と便利なクレート用送風機の自作方法もご紹介いたします。
夏子さんの指定席
車の後席を占領していた夏子さん(半分はクレート)。
運転しながら、後ろで何をしているのか気になって何度も振り返ったものです。おとなしくしているときは、何かしら悪さをしていることがあるからです。
徳島に出かけた際、そこで買ったばかりのご当地缶バッチを噛んでボロボロにされたことがあります。よく口に針が刺さらなかったものです。
そして冗談で「いつかこれを見て涙する時が来るんだね」と話したことを思い出します。
4年後にその時は訪れました。
徳島県のマスコットキャラクター“すだちくん”缶バッチ、見るも無残。
夏子さんの野望?
若い“なっちゃん”の頃は、運転席と助手席の間から顔を出して二人の会話に割り込んできたものです。
車慣れすると、おとなしく悪さをするか、景色をじっと眺めているか、自らクレートに入って寝るか、気ままにされておりました。前にも書きましたが、本当は前席(助手席)が自分の居場所だと思いながら。
最後にその願いがかなった夏子さん、時々外の景色も眺めますが、伏せた状態でわたしの方を眺めていました。
そしてシフトレバーを操るわたしの左手の上にアゴをのせてきます。
マニュアル車なので、絶えず左手は動いているのに無理やり(強引に)アゴをのせます。仕方ないので、可能な限り右手でシフト操作しました。
その時の夏子さんの目と左手の感触を今でも覚えています。
車内用扇風機
夏子さんがいなくなり、妻が助手席に戻り、後席は空席となりました。クレートや夏子さんグッズも不要となり車から下ろしました。
その中にあったひとつがこれです。(前置きが長くてすいません)
羽根の直径が14センチほどの小さな車内用扇風機です。
首振り機能付きで、設置はクリップ式です。電源は、車のシガーライターソケットから取ります。
“チョット暑いな”ぐらいのとき、重宝します(もちろん人にも使えます)。最近では、ホームセンターなどでも購入できるようになりました。
注意点は、
電源が12V用(自動車)と24V用(トラックなど大型車)がありますので間違えないことと、
クリップで固定できる場所が意外と少ないこと。
クレート内にいるわんこに風を送るには不向きでした。
自作したクレート用送風機
最近は既製品があるようですが!(^^)!
材料は
○パソコン冷却用ファン(羽根径10センチ12V)2個
○100均スチールラック棚板(小)1個
○スイッチ付き(無くても良い)プラグソケット1個
○配線コード(ダブルコード)必要な長さ
○ナイロンコード(ファンを固定するため)
など
2,000円以内で作れます。費用対効果は抜群に良いです。
半田ごてや圧着ペンチなどがあれば便利ですが、なくても何とかなります。
フックで吊り下げるだけなので、着脱が簡単です。
使用にあたっての注意点
気を付けて頂きたいことは、
車のエンジンを止めた状態で、上記のような電装品を多用するとバッテリーの容量が減って、エンジン始動のためのセルモーターが回らなくなることがあります。
いわゆるバッテリー上がりです。特にバッテリーの寿命が近いと要注意です。
心配な場合は、
バッテリーを新しくするか、
バッテリープロテクターを使用します。
このバッテリープロテクターは、バッテリーの電圧が11,2Vにまで下がると自動的に電気をカットし、その先に繋がった電装品はストップします。
結果、バッテリー上がりを防ぐわけですが、電装品(この場合扇風機、送風機)も止まりますので、その点は注意が必要です。
このようなリスクを避けるための方法については、
⇒サブバッテリー自作➀
いずれにしても、本来の使い方は“飼い主も同乗した状態で使用する”が前提であり、やむを得ず車内にペットだけを残す場合、気温によっては“数分”の対処でしかないことをご理解いただきたいと思います。
最後に
最後は、冒頭の徳島で出会ったわんこ(野良ちゃん)をご紹介。
警戒して近寄らなかったので、男の子か女の子か分かりませんでしたが、夏子さんのご飯をお裾分け。
今どうしているのか?もしかしたら誰かに保護してもらい、暖かい家でまったり過ごしているかも。