EXPO’70大阪万博Vol.13ーレインボーロープウェイ①

万博会場西口(サブゲート)から、太陽の塔のあったシンボルゾーンまでの移動手段として利用されたのが、近鉄(近畿日本鉄道)レインボーロープウェイでした。
ロープウェイならではの高所観覧を兼ねた人気の乗り物でした。
運営していた近鉄には、万博ついでに訪れてほしい別の場所、
“万国博第2会場”があったそうで・・・、

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移動しながら高所遊覧が楽しめるロープウェイ


当時の近鉄レインボーロープウェイのパンフレット。

西口駅から中央駅までの距離は870m
所要時間は7分30秒とある。
パンフレット裏面にあったパビリオン配置図を見ながら遊覧を楽しめたでしょう。

球体のゴンドラ(搬器)は、360度見渡せる回転式(走行中2回回転)だったそうです。
(施工担当、「安全索道株式会社」より)


(EXPO’70パビリオンにて)

ゴンドラは“レインボー”なので7色かと思いきや、の3色でした。
見晴らしのよさもあって、人気の施設でした。
1時間当たり片道900人の輸送能力がありました。
レインボーロープウェイの運行は万博終了とともに終了、設備も撤去されました。
現在の西口駅周辺の様子は、

地上30メートルのワイヤーロープとゴンドラ、それらを支える支柱をイメージしながら進むと、


中央駅があった場所に到着(日本庭園前ゲート)、南側には太陽の塔。


(「お祭り広場」跡と「大屋根」の一部)

現在の万博記念公園には、「ソラード」という森の中を通る空中観察路があります。
そのゴール(スタート?)地点に高さ19メートルの展望タワーがあります。

レインボーロープウェイのほどの高さはありませんが、当時のパビリオンの位置を脳内再現しながら楽しむには十分の高さ。
未来都市解体から50年・・・、再生された森の様子を見渡せます。

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「万国博第2会場」-伊勢志摩


近鉄は伊勢志摩地方“万国博第2会場”と位置づけていました。
(「近鉄ヒストリー」より)

大阪万博開催に合わせて、伊勢志摩地域の観光整備を大々的に行いました。
前出のパンフレットにもその思惑が・・・、

この時期に合わせて昭和44年に登場した汎用特急が「新スナックカー」(12200系)でした。
長らく、近鉄特急の代表的存在でしたが間もなく引退します(20年度末予定)
汎用特急に採用されてきたオレンジと紺のツートンカラーも見納めです。

新スナックカーより少し前の昭和37年に登場した団体専用列車「あおぞら」(20100系)も忘れてはならない!


(京都鉄道博物館にて)

関西では、小学校の修学旅行と言えば伊勢志摩が定番であり、しかも憧れの2階建特急「ビスタカー」に乗れるとあって子供たちは大はしゃぎ。
でも、実物を見るとビスタカーとは色も形も異なる見たことのない車両・・・、
それが“あおぞら号”だったのです。

イメージと違ううえに、自分の座席は1階!のダブルショック(>_<)
まぁ、それも最初だけで・・・、楽しい列車旅でした。
あおぞらは、平成元年から廃車が始まり、「あおぞらⅡ」にバトンタッチしました。
残念ながら、初代あおぞらはすべて廃車・解体され保存車両はありません。
でも、あのころ憧れたビスタカーは今でも健在であり、リニューアルした「ビスタEX」として活躍中。

リニューアル前の旧塗装のビスタカーはこんな感じです(プラレールですが)

 

レインボーロープウェイの3色にちなんで


今でも人気の観光地、伊勢志摩。
最近あまり見かけなくなったお土産の定番「ペナント」

近鉄は、伊勢志摩と大阪・京都・名古屋を結ぶ個性豊かな観光特急をラインナップしています。
レインボーロープウェイは、赤、青、黄色の3色でしたが、近鉄特急も彩り豊か。

上から青色の「しまかぜ」と、赤・黄色の「伊勢志摩ライナー」

海女さんは⇒潜るのは得意!な人たちのお仕事ー海女さん

伊勢志摩特急ではありませんが、2020年3月にデビューした「ひのとり」も赤色。

ロープウェイの話がいつの間にか鉄道にすり替わってしまいました。
近鉄さんつながりということでご容赦ください。

次回はロープウェイのワイヤーロープつながりで林業架線?的なお話です。

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