昭和の原付バイク

ホンダが「モンキー」の生産終了を決めた・・・。
背景には原付バイクが売れなくなったことと、排ガス規制の影響のよう。
初代モンキーは1967年に誕生しましたから、50年の長き歴史に幕を閉じることになります。

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自転車からファミリーバイクに移行する70年代


70年代から製造されていたファミリーバイク、
ホンダ・シャリー
ヤマハ・チャッピー
スズキ・ランディーは、
主婦層に根強い人気がありました。
(自分の母は、ランディーにのっていた)

ファミリーバイク御三家については、
初代ママ原チャリその特徴でも取り上げています。

しかし、ホンダ・ラッタッタ(本当の名前はロードパル)の登場でファミリーバイクの流れが変わります。

自転車感覚に近づき主婦や女性にとってバイクが身近な存在になりました。
更に、70年代後半にステップスルーのヤマハ・パッソルが登場、原付バイク=スクーターの時代となります。

原付バイク(スクーター)全盛の80年代


まだ自動車は一家に一台あるか無いかの時代、主婦や若者の生活の足は自転車か原付バイクでした。
16歳から取得可能な原付免許。
とは言え当時、原付禁止の高校がほとんどで、実際に乗れるようになるのは高校卒業後でした。しかし、中には(自分を含め)こっそり免許を取るやからもいました。
自分はすぐに見つかって即没収、以後健全な自転車ライフとなりました。
山坂がきつく自転車には酷な町だったので、同級生が原付やスクーターに乗る様子を見て羨ましく思ったものです。

当時のヤンキーに人気のパッソル、股を大きく広げ背筋を伸ばして乗るのが定番。
普通?の若者に人気だったのは、ホンダのモンキー(兄弟車ゴリラ)、ダックス、ニュータク(ニュータクト)、ヤマハのパッツー(パッソルⅡ)、ジョグなど。



特にスピードリミッターレスのダックスやジョグはプレミアものでした。
80年代前半、スピードの出過ぎが問題となり、原付の最高速度が60Kmに制限されましたが、規制前のダックスやジョグは、メーター80Kmを振り切りました。

出足の速い2ストエンジンが好まれるなか、モンキー(4スト)は別格。
自分としては値段的にも手が出なかった。しかし、コンパクトなボディーにメカニックなデザイン、パーツが豊富でカスタムしやすいことから、いじっても走っても楽しいバイク。半世紀にわたり愛され続けたのもうなずけます。
生産終了は本当に残念です。

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マイ・スクーター


高校卒業後、親のホンダ・スーパータクトや、親戚のスズキ・ジェンマをチョイ借りしていたものの迷惑がられ、


自分専用の原付を探すことに。
当時欲しかったのが、ホンダ・モトコンポ


同社のシティーという車のおまけみたいなバイクで、ハンドルとシートを本体部に格納するとシティーのトランクにすっぽりと収まります。
しかし、すでに生産終了。中古も予算3万円の枠内に収まらず断念。

代わりに見つけたのが、モンツァレッドのホンダ・スカイでした。

軽量スリム(30Kg台)が売りでした。
選択の余地はなく、スリムデザインでカッコいい、と自分に言い聞かせて購入。
しかし、乗ってみると飽きの来ないデザインで軽快に走るお気に入りの一台になりました。

2台目が、リゾートブルーのヤマハ・トライ

人気がないのか安い中古がありました。特徴的なボディーカラーとリアデザインが好きだったのでラッキーでした。
ただ、フロントデザインはヤマハならではで、泥除けと本体が一体化しており鳥の口ばしみたい。デザインはともかく、ハンドルを切っても先が曲がらないので慣れるまで少し違和感がありました。

バイト先で乗ったのは、ホンダ・スーパーカブとヤマハ・メイト、スズキ・ハイ
ハイは前傾姿勢でスタートしないと、ウィリーして振り落とされるほど強烈な出足が印象的でした。

原付が徐々に消えゆく90年代


80年代の原付バイクは趣味というよりは、生活の足。生活の一部でもあったため、意外と記憶に残っています。
90年代に入ると、結婚など生活の変化に伴い移動の足は自動車に移行し、原付バイクはその役目を終えていきました。
その中最後まで残ったのは、妻のホンダ・リード90


(画像は、リード50)

中型二輪免許を持つ妻専用バイクでした。
やがて地方に引っ越したためバイクの出番はなくなりましたが、もったいないのでしばらくシートをかけて保管していました。

このリード90の下に居ついて離れなかったのが、
野良犬の初代ビーグル・ももでした。


ももをわたしたちに引き合わせたリード90は大きな役目?を終え、売られていくことになりました-ドナドナ。
以来バイクとは縁がありません。
しかし、この出会いがももとの10年だけでなく、二代目ビーグル・夏子の14年へとつながっていきます。
そう考えると、あの頃の原付バイクは単なる生活の道具というよりは、ペットのような生活のパートナー的な存在だったのかもしれません。ゆえに愛着があり、今でも懐かしく思い出されるのかもしれません。

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