今年も早くから暑い毎日です。ビーグルのように耳の垂れたワンちゃんと生活している飼い主さんは、耳そうじにも気を使われているのでは?
夏子さんの耳そうじも初めは動物病院でやってもらっていました。そうじの仕方を教えてもらったのですが、犬用綿棒は扱いにくい上、夏子さんも嫌がるし・・・。
それで、お風呂に入った後、体を拭くどさくさに紛れて耳もついでに拭く程度しかできませんでした。
すると、耳のあたりがどんどん臭くなってきます。そこで、ペット用ウエットティッシュで耳の中に指を入れ拭いてあげたところ、結構しっかり汚れが取れました。慣れると綿棒より素早く汚れを拭きとれます。あまり意地になると、「キャン!」と痛くしてしまうので気を付けなければなりません。
耳そうじの後は、必ずおやつ・・・。
食いしん坊の夏子さんは、「耳しよかっ?」と言うだけで、喜んで耳を差し出すようになりました。そして耳を“ペロッ”とめくって耳の匂いをかぎ「くさ~っ」と言うと、また更に喜びます。おもしろい子でした。
わたし(ママ)は、夏子さんの耳の匂いが好きでした。そして体温の感じられる耳そうじが好きでした。
息を引き取る前日も、夏子さんを抱きしめて「なっちゃん、あったかい!生きてるね!」と、声をかけました。時間が経過しても、フッとなっちゃんの匂いや温もりを思い出します。
犬も年を取ると、若い頃のような体臭がだんだんと薄れていきます。目ヤニは増えるけど、耳の中はさほど匂わなくなってきて、鼻も乾いたり、肉球も硬くなってきます。
けど、耳をにおうと必ずおやつを期待するなっちゃんは、昔とちっとも変わらない。耳そうじは、ママの唯一の世話。
夏子さんと向かい合っての耳そうじは、香しいにおいをかぐ心地よいひと時でした。
前回、⇒ペットのにおいを取り上げた際、夏子さんの“爪”のお話をしましたが、あの匂いは今でもしっかり残っています。カプセルを開けると中から夏子さんが帰ってきます。
残念ながら、ママの好きな“耳のにおい”とちょっと違うのですが・・。
爪は体臭と同じ匂いがしますが、耳は体臭+醤油みたいな?