昭和の原付バイクーママ原チャリの特徴

前回に引き続きママ原チャリ。“おばちゃんバイク”とも言われたカテゴリー、
当時、ヤンキーバイクの対極をなす存在でした。その特徴とは?

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特徴その1・カゴ


チャピィのように足元に荷物を置けないバイクでは、前カゴは必要アイテム。
なので、前カゴはぎりぎりセーフ。

(ヤマハ・トライ、アクセサリーカタログより)

しかし、後カゴが付けば、完全にママ原チャリ仕様
当時、10代の自分たちにとって、後にカゴを付けて走るなど耐えられないことでした。

そんな若者を意識してか?昭和50年代半ばには、着脱のカゴが登場。
ベースはネジで固定するものの、カゴ本体はバネ付きのストッパーで簡単に固定解除が可能。

母親の原付を借りるときは、必ず後カゴを外して出かけました。ただ、残ったベースを見れば、母親のバイクを借用していることはチョンバレでした。
更にごまかしの効かない特徴が・・・。

特徴その2・風防


バイクは風を切って走るもの・・・、のはずが、生活の足としか考えないママたちにとっては、快適性が一番
特に冬場のバイクは寒い。
なので、ママ原チャリには、当たり前のように風防が付いている。
中には、冬限定であるはずのハンドルカバーを年中取り付けているママもいた。


確かにこれらの防寒アイテムの効果は大きかった。
でも、当時の若者たちは、凍えながらも“おばちゃん化”しないようにと必死に抵抗したのでした。

雪の降る中、母親の原付を借りて走っていると左カーブでスリップして転倒、風防を割ってしまいました。不可抗力ではありましたが、結果、邪魔な風防を撤去できたのです(ケガもなかったので、ある意味ラッキー)
しかし、数日たたずして風防は復活、ママたちにとっては絶対に必要なものだったようです。

更に付け加えると、足元の本体カバーも若者には不人気でした。実用性より見た目重視の世代です。

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特徴その他


これも冬場の話ですが、テント生地で作ったような前掛けを愛用するママたちも。
腰で固定すると足元がすっぽり覆われ風が当たりません。ただ、スクーターの登場でステップスルーとなり、見かけなくなりました。

長く乗っているとシート(座席)が劣化して、ミシン目に沿って破れてきます。普段は気になりませんが、雨ざらしにすると中のスポンジに雨水が染み込み、その状態で座るとお尻が・・・。
そのため、シートカバーが売られていたのですが、その色やデザインがおばちゃん的と言うか・・・、
結局、ビニール袋を携帯しそれをお尻に敷いてしのいでいました。

最後の仕上げは、ママヘル
上記の特徴にママヘルを添えれば、完璧な“おばちゃんバイク”の完成。



(ママはだませても、若者はだまされない!)

若者の抵抗


昭和のドレスアップアイテムの一つが、“ステッカー”
当時、お金も無く新車はもちろん意中の車種も買えない。
安い中古車はみなママたちのお下がり。
パッツージョグダックスなど、若向けタイプには手が届かない。

最初に手に入れたホンダ・スカイ(中古)は、大竹しのぶさんがCM出演されていたママ向けタイプ。
ボディーカラーが赤だったので、赤に映える黄色のペンズオイルのオーバルステッカーを貼り付けスポーツ感を演出。数百円の投資ですが、イメージはガラリと変わります。

このやり方、おじさんになった今でも続いています。進歩がないというか、成長が見られないというか・・・。
加えて、チャリンコの時代からなぜかやめられない“リアマッドガード”

ただ自分もオヤジ化した現在・・・、
当時のおばちゃんの気持ちが良く理解できるこの頃です。

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