ちょっとマイナーな装備ですが、手軽に居住空間を拡張できる優れものなのでご紹介いたします。
サンバー用リアゲートカーテン
本来はスバル・サンバーワゴン(バン)用のメーカーオプションとして販売されていたものです。残念ながら、現在スバルは軽自動車分野から撤退、名車サンバーも消滅してしまいました。
農林業従事者にとって、丈夫で悪路に強いサンバー(トラック・バン)は頼りになる存在でした。
という事情で、リアゲートカーテンも今では入手不可です(紹介しておきながらごめんなさい)
ただ、作りは簡単なので自作可能かと思います。
サンバー用をスクラムに流用
サンバーとスクラム(エブリイ)のリアゲートは、形状がよく似ています。
ポイントになるのは、リアコンビランプの取り付け位置です。
スクラムとサンバーほぼ同じ位置なので、流用可能と判断して数年前に取り寄せました。
部品は、カーテンが2枚(室内用・リアゲート用)と取り付けボタン(オス)31個からなります。
室内カーテンは、荷室を囲うように、コの字に設置して荷室のプライバシーを確保します。自分の車は、すでにカーテンが備わっているので、室内カーテンは不要です。
リアゲートカーテンには、ホック(メス)が19個付いており、車体側に対応する位置に同じく19個の取り付けボタン(オス)を設置します。似ているとはいえサンバーとは形状が異なるので、カーテンの張り具合を見ながらボタンの位置を決めていきます。
完成の様子
外から(リアボックスの重さでゲートが下がらないようポールで支えながら)
内から(リアゲートにカーテンとシェードを設置しているため日光が入らず暗い)
自作するとすれば
生地はタープで使用されている生地がベストです。ミニレクタタープ(200×140など)を2枚組み合わせるなら、既製品同様、中央に入口を設置できます。
テント生地をオーダーする手もあります(ネットでも可能)
取り付け方法は、強力マグネットが最も手軽ではないかと。クリップ付きであればより便利です。
そんなので大丈夫か?風が吹けば飛んでいくのでは?と思われるかもしれませんが、リアゲートカーテン自体が風に弱く、ペグで下を固定しないと、少しの風でも大きくなびいてしまい使い物にならないのです。
無風に近い状態での使用が前提なので大丈夫なのです。
自分は風対策として、ポールを二本立てにしてタープの端ひもを結び、カーテンのバタつきを抑えています。
あともう一つ、リアゲートにカーテンかシェードを設置していない場合、炎天下では暑いです。
リアゲートカーテンの◯✖
✖先にも触れたように、風に弱い
✖強いて言えば、虫が入り放題
〇立てるので、着替えの際はとても便利。海水浴やオートキャンプ、災害時には役立つ
◯テントでいうところの前室のようなもの。イスを一脚置いてくつろぐ丁度良いスペース、タープ要らず
なっちゃんと共に
明野高原(岐阜)わんこパラダイスにて(2011年9月24日)
暗くなると、一人(犬)で車内でくつろぎたがる夏子さん、恐らくこの車を一番気に入っていたのは夏子さんだったと思う。