たかが配線ガイド、されど配線ガイド

軽キャンの電気配線で苦労するのが、コード(電線)の引き込み作業。
ダッシュボードの中を通したり、カーペットの下を通したりの作業は一苦労。
そんな時、役立つのが「配線ガイド」です。
ついでに、新幹線の配線の引き込みや、林業で行うワイヤーロープの引き込みについてもご紹介。

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針金などで代用できそうだが・・・、


当初は、針金の先をフック状に曲げて作業していました。
でも、狭い場所を通す際には上手くいかないことも多々あり、イライラと。
そこで思い切って、専用工具を購入(エーモン工業製、500円前後)

使ってみた感想は、
「もっと早く使えばよかった」
先端部は、コードをフックのように引っ掛けるのではなく、ワニの口のように“くわえる”ため、狭いところも通しやすくなります。

ガイド部は、曲がっても元に戻るステンレス鋼なので、思い通りにコードを通すことができます。
費用対効果バツグンです!

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やはり専用工具がベスト!


配線作業の一環で、化粧パネル(内張り)を外すことがありますが、この際も専用工具の使用をお勧めします。
一例:コンセント設置。荷室のパネルを外して作業します。

使用するのは、内張はがし(KTC製、数百円~千円)

専用品工具以外のもので無理やりはがすと、高い確率でパネルのピン取り付け基部か、ピンを破損します。
元の状態にパネルをはめ込まないと、「カタカタ・ビリビリ」と雑音の発生源にもなり厄介です。
各種内張はがしを、ピンの種類や位置に応じて使い分けましょう。

さらに、コードの結線は、専用工具を使用するのがベスト。
圧着端子(ギボシ端子)や圧着ペンチ、コードストリッパーなど。
絶縁ビニールテープも、車両用は熱で温められても糊が溶けにくく、はがれにくい。

ある程度信頼性の高い工具を使用して、確実な結線をしましょう(安全のためにも)

新幹線の配線作業


N700系の車体は、2枚のアルミニウム合金の間に補強部材を入れた、ダブルスキン構造。
結果、車体を覆う外壁は、トラス(三角形)状の筒の集まりのような構造になります。
その空間を利用して配線するそうですが、さすがに配線ガイドでは短すぎる(全長25m)
どうするのか?
浜松工場の「新幹線なるほど発見デー2017」に行かれた方はお分かりかと。

トラス状の空間を模型で再現。
リードロープの先にピンポン玉を取り付け、模型手前にセットしたところ。
次に、エアーガンでエアを注入。
勢いよく反対側の出口まで飛んでいきます。
後は、リードロープの尻尾に電気コードを結んで引き込むだけ!(^^)!

導通試験の様子もパネルで紹介されていました。



(実物、電気連結器には黒い保護カバーがかかっています)

これ、軽キャンの配線作業でもやります。
ひとりで出来るように、マイナス側をワニ口クリップに改造しています。

 

林業架線の索張り作業


何百メートルにも及ぶ本線(ワイヤーロープ)を空中に張り上げ、本線上を移動する搬器により山から木材を搬出する架線集材作業。

短距離であれば、人力でリードロープ(クレモナロープなど)を引きますが、
長距離になると、ガス銃ラジコン飛行機(ドローン含む)を使って、バインダー紐のような丈夫で軽いコードを渡します。
それから徐々に丈夫なロープに引き替え、最終的にワイヤーロープを引き上げます。

真ん中の太いワイヤーが搬器をかける「本線」、左右のワイヤーは搬器を移動させる「走行索」や木材を吊り上げる「荷上げ索」として使用。
谷向から送られたワイヤーが、こちら側の滑車で折り返し、また谷向に送られる。

最後に


無くても何とかなるものの、やはり特殊な作業は専用工具を使用した方が効率的。
便利でも、値段が高ければ躊躇しますが、ご紹介した工具は“安い”ものばかりです。

新幹線や林業で、ガイドとして使用されるリードロープ。
しかし、リードロープと言えばこれも。

夏子さんをリードする?夏子さんにリードされる?ロープです。
この写真は、夏子さん自ら進んで川に入った貴重な1枚(生涯で4回のみ)
川で溺れかけたせいで、水が大嫌いでした。
この日は、よっぽど暑かったのでしょう。

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