昭和の列車に会いに行こうーC53形蒸気機関車

蒸気機関車をジェスチャーで表現すると、たいていイラストのようになります。
(小さい前に倣えをしながら、腕をスライドする)
でも、後ろの機関車が“異議”を唱えている!?
今日、会いに行く昭和の列車は、このC53形蒸気機関車です。

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蒸気機関車の足回り


蒸気機関車の特徴と言えば、煙突から立ち昇る排煙ですが、身振り手振りで表現されるのは、足回りの動きです。

石炭を燃やして発生させた蒸気は、車体左右のシリンダーに送られてきます。

(大井川鐵道 C11形227号機)
一般的な蒸気機関車は、シリンダーが2つ装備されている2シリンダー車です。

シリンダー内部にはピストンがあり、蒸気の力で前後にスライドします。

(リニア鉄道館 C62形17号機)

シリンダー内のピストンに連動してⒶピストンロッドが前後運動し、
Ⓑクロスヘッドにより回転運動に変え、
Ⓒメインロッド(主連棒)などを介して動輪が回転。

動輪の数が変わっても、基本的な仕組みは同じです。

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国産唯一の3シリンダー車、C53形式


昭和3年(1928年)生まれ、自重約130トン!
愛称は「シゴサン」

C53形式のシリンダー(反対側にもあります)

ここまでは、一般的な2シリンダー車です。
しかし、C53形式には第三のシリンダーが、車体中央部に。

つまり、

シゴサンは3シリンダー車ゆえ“腰回り”がごっついですね!(^^)!

3シリンダー車のメリットデメリット


正直、詳しいことは分りません(>_<)
ウィキペディア“国鉄C53形蒸気機関車”で説明がなされていますので(スイマセン)
ただ、自動車エンジンの気筒数の違いと共通するのではないかと。
軽自動車の主流は3気筒エンジンですが、マイノリティーとして4気筒エンジンが存在しています。
特にスバル自動車が、4気筒エンジンにこだわりを持っていました(現在は軽自動車生産から撤退)
4気筒エンジンは、振動や騒音が抑えられ上質な乗り心地になります。
それでいて、貨物車のエンジンとしても低速から高速域までスムーズに回ります(パンチ力はないかも)
コスト面などから、マジョリティーにはなれなかったようですが。

C53形式は、乗り心地の良さから運転士受けが良かった一方、メンテナンス性の悪さから整備士受けは良くなかったそうです。

やがて2シリンダー車でありながら、同性能を持つC59形蒸気機関車の登場によりその役割を終えました。
この後、3シリンダー車が開発されることはなく、C53形式が国産で最初で最後の3シリンダー車となりました。
見た目は同じでも、中身が違う3シリンダー車“シゴサン”、渋い!


C53形式の運転室と石炭を燃やす火室

ところで、シゴサンの異議は受け入れられたのでしょうか?

シゴサンに会えるのは京都鉄道博物館



場内の扇形車庫エリアにいます。
画像では伝わらない、機関車の存在感や重厚感、独特な香りを味わってください。
是非、車体中央を覗き込んで国産唯一の第三シリンダーを確認しましょう!
詳しい情報は、こちらで。
⇒京都鉄道博物館ホームページ


 

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