EXPO’70大阪万博Vol.10-クボタ館

「三菱未来館」の真向いにあったパビリオン、「クボタ館」
出展したのは、久保田鉄工株式会社(現株式会社クボタ)です。
クボタ=トラクタ、の思い込みと共に、再び1970年にタイムスリップです。

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テーマは「豊かなみのり」


(EXPO’70パビリオン展示物)

日本に豊かなみのりをもたらし、高度経済成長の縁の下の力持ちとなったのが“トラクタ”だったと言われます。
過酷な農作業から解放された人々が工場へと流れ、工業を発展させました。

万博開催の10年前の1960年(昭和35年)にクボタは、国産初の畑作用トラクタを完成させていました。

乗用タイプなので、ホステスさんのような女性でも楽に農作業ができます(イメージです)
アタッチメントを交換することにより、様々な農作業に使用できます。
しかし、運転席がむき出し(キャビンレス)なため、夏は熱く、冬は寒い
作業性が優先され、安全性や快適性は二の次でした。
しかし、クボタが万博に出展した“次世代型トラクタ”は・・・

「ユメトラ・タレント25」



(当時のパンフレットより)

農業関係者にとって“夢のようなトラクタ”でした。
キャビン付きで、SUVのようなデザイン。当時としては画期的な冷暖房完備
農作業全般をこなす高性能万能機ゆえ、一年を通じて快適作業です。
ユメトラのキャビンにどれほどの強度があるのか分かりませんが、現在では、安全のためキャビンレスのトラクタにもロールバーが設置され、たとえ車両が横転しても作業者は守られる設計になっています。

快適で安全、新時代の農業を見据えたユメトラでしたが・・・

クボタの開発方法は、ユーザーの意見を取り入れつつ、現場でのテストを繰り返すものだったので、製品に対する市場の評価も高かったようです(クボタ、グローバルインデックスより)

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トラクターつながりで


海外では、子供たちに人気があると言われるトラクタ(日本では考えられないが)
その証拠?に、トラクタのミニカーが数多く作られています。
特にアメリカでは、トラクタと言えば緑色のトラクタ、

ジョン・ディア(ディア&カンパニー)製トラクタ。
画像のトラクタは、日本に輸入されたもの。高知県の香美森林組合を視察させてもらったときに見た様子。
主役は、トラクタが牽引するタワーヤーダだったのですが、トラクタの大きさにビックリ!
トラクタ後部にはウインチが装備され、伐木集材作業に使用されます。

構造的には、まさに実車版「チョロQ」
トラクタ後方に荷重がかかると、チョロQのようにウイリーしてしまいます。
そのため、トラクタ前方に“カウンターウェイト”(おもり)を装備して、バランスを取っています(画像では、ライト下の出っ張り部分)

一方、オレンジをイメージカラーとしたクボタも、ジョン・ディアのおひざ元、アメリカに乗り込み、独自の技術とサービスで高い評価を受けているそうです。

現在のクボタ館周辺は・・・


EXPO’70パビリオン(元鉄鋼館)から見た、クボタ館周辺。
当時であれば真正面に、41mのタワー頂部からワイヤーで吊られた大屋根と休憩室が見えたはず。
手前の広場(上の広場)は、月曜広場の名残?


スタンプを押したら、クボタ館ともお別れです。
さて、次はどこに・・・。

斜め向かいの「生活産業館」に行ってみましょう。

「生活産業館」に行かれる方は(準備中)
「三菱未来館」に戻る方は⇒こちら


 

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