たかがホッチキスと侮ることなかれ

木こりもホッチキス?の話は、ちょっと置いといて・・・、
どの職場や家庭にも、必ずひとつはあるであろう文房具、ホッチキス。
用途に応じてタイプがいくつもあり、機能的にも日々進化しているホッチキス。
が、今回も昔ながらの“昭和レトロ”なホッチキスのお話です。

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正式には「ステープラー」?


日本でホッチキスと言えば、マックス(MAX)社製。
マックスのホームページには、

ホッチキスとは?
その歴史は?

といった疑問に答えるコーナーがあります。
⇒ホッチキス物語へ
⇒ホッチキスのあゆみへ

外国では、ホッチキスでは通じない!
これはよくある話で、正式名称より商品名・会社名が広く知れ渡ってしまったケースですね。
トラック搭載型クレーンを「ユニック」と呼ぶみたいな。
(建設関係者にしか分からないか?)

確かに、箱には英語で・・・、

「STAPLER」と表示。

スタンダードホッチキス「マックス・HD-10D」


ハンディホッチキスのスタンダードと言えば、
「マックス・HD-10D」(日本製)です。
その発売は、今から50年前の1968年(昭和43年)
しかも、グッドデザイン賞受賞!

[画像の製品は1977年(昭和52年)製]

でも、子供の頃に使っていたのは、こっちかも。

なんと!現在でも販売されている「HD-10」ロングセラー商品。
1952年(昭和27年)に発売された、「SYC・10」、その後の「MAX・10」の基本設計を受け継ぎ、1973年(昭和48年)に発売されたモデル。
ハンドルの付け根に、プラスチックカバーが追加された以外は当時のまま。
ハンドルヘッドの色は、メタリックレッドやメタリックグリーンでしたね。

過去には、HD-10Dをサイズダウンした「HD-10N」というモデルも存在。

昭和43年に登場した初代HD-10Dは、
1991年(平成3年)に2代目へモデルチェンジ!

現在でも、定番のホッチキスです。

2018年(平成30年)9月には、「HD-10D」発売50周年を記念した限定モデルが発売。
群馬県で製造されたプレミアムなホッチキスです。

2代目は、ハンドルを180度開くと、すぐに針が交換できるようになりました。

カラーは、プレミアムレッド・プレミアムグリーン・プレミアムブルーの3色。
ホッチキス本体と同色の針と、説明カード付。

このカードの説明によると、
2002年(平成14年)に3代目が登場しているとのこと、知りませんでした。

調べると「パワーフラット・HD-10DFL」というモデルで、ハンディホッチキス発売50周年を記念して発売されたもの。
(前出の「HD-10」の原型「SYC・10」の発売から50年ということですね)
「フラットクリンチ機構」、「軽とじ機構」を搭載し、新たに進化したハンディホッチキス。
店頭でよく目にする「パワーフラット」が、HD-10Dの3代目だったとは・・・。

現在、「パワーフラット」がスタンダードになりつつありますが、初代・2代目HD-10Dがあってこその3代目。
もちろん、手前に写るHD-10、その前のSYC・10、MAX・10があってこそ、なのでしょうが。

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ホッチキスの「タッキング機能」


ホッチキスのハンドルを180度開いた状態で、針を打ち込むことを「タッキング」と言うそうです。

壁にポスターを張る時などに使う機能です。

このタッキング専用ホッチキスのことを「タッカ」と言います。
タッカには、いくつか種類があります。
大阪万博の年、昭和45年(1970年)にグッドデザイン賞を受賞しているロングセラー、ガンタッカ「TG-A」

文具として開発したものが、建築プロ用へと派生したガンタッカです。
防水シート・断熱材などを貼り付ける際に使用します。
プロ仕様なのでハイパワー、取り扱いにはご注意を!

木こりもホッチキスでタッキング


少し前まで、間伐と言えば、切り捨て間伐(除伐)が主でした。
(現在では利用間伐へと転換)
補助事業で切り捨て間伐を行う場合、まず、間伐率にそって伐る木を選木しながらナンバーリングします。
そのナンバータグを木の根元に打ち込む際に使用するのが、

ハンディホッチキスなのです。

例の「タッキング」機能を使用します。
スギやヒノキの樹皮は軟らかいので、文具・事務用のハンディホッチキスで十分!
1日に平均約500本の選木を行い、1本1本にホッチキスでナンバータグを打ちます。
ホッチキスは、山林でも活躍する優れものなのです!

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