たかがブルーシートと侮ることなかれーアウトドア用品①

“レジャーシート”と言えば、お洒落なアウトドア用品ですが、
“ブルーシート”と言うと、業務用・防災用品というイメージに。
昭和のキャンプでは、必需品だったブルーシート。
見た目を気にしなければ、今でもアウトドアで大活躍のブルーシート。
たかがブルーシートと侮ると、大変なことになります・・・、

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マダニ対策


近年、度々注意が促される“マダニ媒介感染症”
毎日がアウトドアな林業において、マダニは厄介な存在です。
対策をしなければ、年間平均で最低2、3か所は噛まれます
特に「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」が日本で確認される2011年以前は、マダニ媒介感染症に対する警戒心が薄かったので・・・。

⇒マダニ媒介感染症について(厚生労働省)

林業ということで、「なっちゃんとかくれんぼ」では常連?の林さんのご登場。
マダニが活動する時期と重なる「下刈り」(6月~9月)作業時の服装。
(対策前)

(丸の中の数字は、自分の記憶に残っている噛まれた回数)

“熱中症対策”として風通しの良い服装で作業すると、シャツの袖口や裾、ズボンの裾からダニが侵入。
ダニはハチや蚊とは異なり、接触した場所からより柔らかい皮膚へと移動して噛みつきます。
ダニのターゲットになるのは、腹まわり太もも足の付け根または股間です。
屈辱的?だったのは、2日連続で股間を噛まれたこと。
ダニに噛まれると、たいてい入浴時に気付きます。 体質にもよると思いますが、自分の場合は噛まれた場所を中心に赤く腫れるので。
前日に噛まれ駆除したところを確認すると、
「ゲゲゲ?」同じところにまたダニが(-_-;)
あそこを2日連続、しかもほぼ同じ場所を噛まれると、腫れるというか、大きくなるというか、悲惨なことになります。
さすがに、これはマズいと思い、 林業マニュアル通りの服装に変更。
(対策後)

ただ、経験から気付いたことが・・・、
頻繁にダニに噛まれる人の行動パターンは、
地べたに直に座って弁当を食べたり、寝転んで昼寝をすることだと。
(「アルプスの少女ハイジ」世代は、草地で寝転がるのが平気)
ブルーシートのような敷物を敷くだけで、噛まれる機会はかなり減るということです。


ダニのいない冬場も、ブルーシートを折りたたんで敷くと暖かい。
ただし、焚火の火の粉で穴だらけに!

“たかがブルーシート”と侮ってはいけません。
以来、山林作業でダニに噛まれたことはありません。

しかし、油断禁物!
夏子さんを連れてツツジ園に出かけたとき、ズボンの裾からダニに侵入され、太ももを噛まれました(>_<)

山林だけでなく、里山や街中の公園などにもマダニはいます。
奥山からエサを求めて野生動物(イノシシ・シカ)が下りてくる際に一緒に連れてくるようです。
アウトドアでは、レジャーシート/ブルーシートを使用しましょう!

(今でも売ってる?レトロなレジャーシート、150円ぐらいで購入)

あと、服装も肌を露出しないものに!
補助的に虫よけスプレー(有効成分:ディート)を使用するとより安心です。

特に、下半身はしっかりガード!
マダニに噛まれた時は、感染症の恐れがあるため自分で処置せずに、医療機関に行くよう勧められています。
病院で「股間を噛まれました」という事態は避けたい(-_-;)

ビーグル犬の夏子さんも、注意が必要でした。
検疫犬や麻薬探知犬として活躍するビーグル犬は、散歩中も匂いに気を取られてすぐに立ち止まって進もうとしません。
藪の中に鼻先を突っ込んで匂いを嗅いだり、同じ場所に長時間止まるためダニに狙われやすい。

ご本人(犬)は、マダニ駆除薬で守られていますが、ダニを付けたまま家に入ると人が噛まれることに。
虫よけスプレーを散歩の前と後に使用すると、効果的にダニを駆除できます。

 

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非常用タープテントとして


ブルーシートは敷物としてだけでなく、タープとしても使えます。
(アメリカではこの手の商品のことをタープと呼ぶらしい)
林業では、雨除け・日除けとして、立木を利用したタープ設営を行います。
その経験が役立つことに。
白浜(和歌山)でキャンプした際、大風に見舞われ周囲のテントは転がって飛んで来るわ、タープはあおられ飛んでいくわで大パニック。本格的な山岳テント以外は全滅でした。
自分たちも、テント泊はあきらめ車中泊することにし、スクラムを風よけにしながら積んであったブルーシートとパラコードでタープのみ設営
タープを張ったのは自分たちだけでした。低価格ブルーシートが高級テント並みのパフォーマンスを発揮!
異様な光景ゆえ周囲からは浮いていましたが・・・。

ただし、あくまで非常用。
アウトドア用タープと違い、風ではためくと“非常にうるさい”です。
ご近所迷惑になります(-_-;)

ブルーシートには基本となる大きさがあって、
2間×3間(3,6m×5,4m)です。
約12畳(6坪)の広さになります。
建設関係者にとっては、なじみの大きさですが、アウトドア用としては大きすぎます(折りたたんで使えばよいですが)
白浜でタープを張ったときのサイズは、1,8m×1,8mだったかと。
林業で使用していたサイズで、一人用としてはベストサイズです。
大きめのサイズのものを自分でカットするのもOK。その際は、カット部分にハトメを作っておくと後々便利です。

夏子さん用車内シートもこの方法で作成!

(使用しているのは、後出のUVシートです)

ブルーシートには、♯で表記される番手なるものがあって、重さ(厚み)を示しています。
例の基本の大きさ(3,6X5,4m)で計算した重さになります。
なので、“重さ”より“厚み”の目安ととらえたほうが分かりやすいです。
番手の数字が大きいほど厚みがあります。
アウトドア用としては、♯3000ぐらいが適当ではないかと。
ある程度の厚み(重さ)がないと、風で飛ばされたり、めくれ上がったりで使いにくいので。

UVシート/透明シート


ブルーシートより使い勝手が良いのが、シルバー色のUVシート。
紫外線による劣化防止剤配合でアウトドア向き、前出の夏子さん車内シートもUVシートです。

光を通す透明シートも便利。
雨の侵入を防ぐパーテーションや雨除けカバーとしての活用も(中身が見えるのがGOOD)

(完全な透明ではなく、半透明のシート生地)

便利なブルー(UV・透明)シートですが、使用を重ねると劣化していきます。
劣化した状態で屋外に放置すると、今問題になっている「マイクロプラスチック」の原因になるとのこと。
大切に使いつつも、劣化が見られたら早めに処分(適正に)したほうが良さそうですね。

一緒にガイロープ(張り綱)も携行


太さ5㎜前後のガイロープがあると、ブルーシートがタープテントになったり、荷物カバーになったと活用の幅が広がります。
防災グッズとしても利用できる、ブルーシート+ガイロープのセットです。
各種ロープもアウトドアでは必需品です。
実は、ロープこそ真に侮れない万能アイテムです(また別の機会に)

次回は、ダニ対策つながりのお話「ハンモック」です。


 

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