昭和の軽自動車ースズキ・ジムニー

フォレストワーカー杉山さん自慢の愛車は、スズキ・ジムニー!
と言っても令和・平成ではなく、昭和のジムニー!
猪突猛進、イノちゃんタイプの杉山さんにはピッタリのジムニー!
林道・作業道あるところ常に前進あるのみです。

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なぜジムニー?


林業=悪路というイメージのもとジムニーを選んだ杉山さん。
フォレストワーカーになると決めたときから車はジムニー(イノちゃんですから)
実は新人さんほど本格的なオフロード車を選ぶ傾向があります。
それは正しい選択だと思います。
未舗装の林道・作業道の走行には危険が伴うため、性能に余裕がある車が安全です。

(4スト550CCターボエンジンのJA71カタログより)

少々ライン取りを間違えてもタイヤの大きいジムニーは問題にしません。
各アングルに余裕があるため、底をぶつけたりバンパーが脱落することもありません。
車の底はヒットの仕方によっては即走行不能となり、修理代も高くつきます。
(オイルパン、ロアアームの破損など)
一方、ベテラン勢は軽トラ(バン)が主流です。
田舎では軽トラが必需品という事情もありますので。
最近の軽トラは農業仕様ですが、経験とコツで何とかします。
どこをどう走るかを見極め危険を回避!
と言うか・・・、何が何でも前進!という気負いがありません(イノちゃんではありませんから)
車が無理なら、歩けばいい。
コンマ1のバックホーを持ってきて道をならせばよいだけのこと・・・。
「明日までに道なおしとけよー」てね。
最近では車の登坂能力に合わせ、道のこう配を緩くする設計になっています。
(2トンクラスのトラックの足の弱さはかなり深刻)

オフロードでは最強クラスのジムニーですが、弱点をあげるとすれば・・・、
荷物が乗らない(>_<)
特に長尺もの(刈払い機・はしご・測り竿など)
そこで杉山さん、専用ルーフキャリアを装着。
ついでにバックゲートにラダーも!

しかし、この選択がジムニーの寿命を縮めることになろうとは・・・、
この時点では思いもしなかった杉山さんです。

なぜ昭和のジムニー?


最大の理由は・・・、お金
結果的には・・・、2サイクルエンジン(2スト)だったから。
当時(20年ほど前)の平成ジムニーは、新車はもちろん中古も高い!
昭和のジムニー、特に2ストのSJ30は手ごろな価格でした。
(昭和56年式、走行5万キロ、車検2年付きで20万円ちょっと)
2ストエンジンについて調べると、低回転からトルクがありオフロード向きとのこと。
つまりSJ30は安くて林業向き!だったのです。

(1981年のカタログより)

2ストと4ストの違いはエンジン音ですぐにわかります。
2ストは「ポロン・ポロン・ポロン・・・」と軽快な音を出します。
燃料は、ガソリンに2サイクルオイルを混ぜた混合ガソリンです。
林業ではチェンソー用に自分で混合ガソリンをつくります。
と言っても空の携行缶(20ℓ)に前もって2ストオイルを入れておき、スタンドでガソリンを給油するだけですが。
ジムニーの場合は、スタンドでガソリンを給油するだけでOK!
エンジンルーム内にあるオイルタンクに2ストオイルを入れておけば、車が混合してくれます。
オイルは消費されていくため、4ストのように交換する必要はありません。
ただし補充を忘れると、大変なことになります(>_<)

負け惜しみに聞こえますが、平成のジムニーはオンロードに強、オフロードにやや弱になっていきます。

昭和のSJ30の乗り心地は三菱ジープほど悪くはありません。
乗用車と比べてはいけません。
悪路でめっぽう強いとはいえ、たいていはオンロードしか走らないわけですから乗用車化していくのは当然。
オートマ・エアコン・パワステ・パワーウィンドウなども標準仕様に。
しかし、残念だったのは・・・、

ジムニー伝統の4WD、2段切り替え式トランスファー操作が機械式から電気式に変更されたこと。
車体が左右上下に揺れるオフロードでの2WD⇔4WD操作は、トランスファーレバーの機械式に分があります。
ジムニーも生活四駆化していくのかとあきらめかけていたところ・・・、

原点回帰で新型誕生!


4代目となる新型が2018年に登場!
大人気となり、いまだに納車待ち状態だとか。

デザインはSJ30から始まった2代目に戻るスクエアなものに。
気になる駆動操作系は・・・、

機械式に戻っていました!(^^)!
さらにオフロード性能を高めるためのブレーキLSDトラクションコントロールも追加装備!
(LSDについては次回、林さんの愛車編で)

新型ジムニー人気と最近のネオクラシックブームのせいか、SJ30の価格も上がっています。
しかし、SJ30を含めこの時代の車は、サビに非常に弱いということをお忘れなく。
中古車の中には、適当に全塗して中身をごまかした車両もあるのでご注意を。
杉山さんのジムニーは状態は良かったのですが、ラダー取り付けがあだとなりバックドアのヒンジ部が破損。
内部がサビで腐食していたようです。
バックドアの開閉ができない状態で、しばらく乗り続けたものの・・・、
車検のタイミングでお別れすることに( ;∀;)

過去に環境対応で2ストから4ストに移行したように、昨今は4ストエンジンからEVにという流れ。
林業ではEVチェンソーがすでに存在していますが、実用性のほどはよくわかりません。
まだまだ2ストチェンソーが、排ガス規制に対応しながら頑張っております。
めったに見なくなった2ストジムニーも、何とか生き残ってもらいたいものです。
ところでジムニーを失った杉山さんですが、密かに狙っている車があるようで・・・。

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