昭和の軽自動車ースズキ・キャリイ②

林さんにとって理想の林業四駆、スズキ・キャリイ。
林さんのキャリイは、あのタイムマシン・デロリアンと同い年(1985年)です。
パーツ・アクセサリーをあれこれ取り付け、キャリイもback to the ’80sです。

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80年代パーツの調達


方法は3つ。
当時もの、
ロングセラーもの、
復刻ものです。
できれば当時ものをそろえたいところですが・・・、
旧車ブームの影響か?思った以上に価格が↗
でもブームゆえの復刻・再販ものもあるので、妥協の余地ありです。
当時とは多少変更はあるものの、変わらず定番・ロングセラー商品も貴重な存在です。
目指す見た目は、


こんな感じです。
キャリイと同じスズキのフロンテ
まずはフォグランプを装着。当時は「PIAA」が流行り。
ホイールを鉄チンからアルミに変え、タイヤを145から165に。ホイールは「西部警察」と言えばの「エンケイ」製。
内装はハンドルとシフトノブを純正から社外品へ。ハンドルはお手軽な「パーソナル」
シートカバーは「ミキハウス」(実際はミニホースやミニハウスなどパッチもん)が当時の定番。

色々いじる建前としては
重ステ(パワステなし)ゆえ、少しでもハンドルが軽くなるようアルミホイールに変更。足回りの軽量化は効果大、ハンドルはかなり軽くなります!
ヘッドライトは、まだハロゲンランプでさえない時代で暗い。補助ランプは必要不可欠。
ハンドリング向上のため、小径ハンドルに変更などなど。
しかし、本音は・・・、
かっこいいから!(^^)!
林さんのキャリイもかっこよくなるでしょうか・・・。

時代の変化で・・・


昔(80年代)と今では、事情が異なるようで・・・。
残念ながら、フォグランプは✕。
バンパー先端より前にはみ出してはいけないは昔も今も同じ。キャリイのバンパーには厚みがないため、フォグを取り付けるとはみ出し車検に通りません。
林業では、高い位置にある方が望ましいので、ルーフキャリアに取り付けることに。
しかしこれも・・・・、数年前からルールが変わりNG。

(スクラムも現在は撤去)

アルミホイールも✕。
キャリイのホイールピッチはPCD114.3と古い規格、今でも中古で簡単に見つかるものの、問題はハブ径(ホイール中心の穴径)
キャリイ4WDは、フリーホイールバブのためハブ径74mmが必要。

このハブ径のアルミホイールはめったにありません(>_<)

結局、ルーフキャリアとFM・AMアンテナの取り付けで外装は終了。
キャリアは当時の純正品こだわって精興工業さんのタフレック(TUFREQ)ロングセラー商品です。


「ルーフキャリア」という和製英語の生みの親だそう(精興工業HPより)

軽トラ(バン)にあえてキャリアを載せる理由ですが・・・、
軽自動車(特に旧規格)は、他車とケンカ(衝突)すると確実に負けます。
個人的には、できるだけ大きく見せ目視されやすくすることが大事と考えています。
目立つ=匿名性は失われ行動を把握されやすくなりますが。
(昨日どこそこにおったな、とよく言われます)
仕上げに、あえて古いアンテナを装着。
無意味?なアンテナが林立しているのも、80~90年代の特徴でした。

80年代アクセサリーで機能向上


シンプルで使い勝手の良いキャビン。

(キャリイカタログより)

しかし、旧規格(550CC)ゆえ狭く、乗り降りは一苦労。
オリジナルハンドルも気に入っているのですが、倉庫に眠っていたひと回り小さい社外品に交換。
このハンドルのデビューは、初代スズキ・ワゴンR。

ハンドルの交換にはもう一つ理由が。
林業でナタや鎌を振る作業を長年続けると、バネ指という症状に悩まされます。
(チェンソーの振動障害、レイノー症状とは違います)
その影響で、細いものをしっかり握ることができません。
ハンドルカバーで握りを太くするか、社外品に交換する、グローブを着用するなどして対応します。
さらに、ライト消し忘れ警報装置カーメイト製で恐らく80年代の当時もの。

ヘッドライト・スモールライトを消さずにエンジンを止めるとブザーが鳴ります。

続いて、キー抜き忘れ警報装置日本電装(現デンソー)製で、やはり当時もの。

商品名は「キービーム」(詳しくは別の機会に)
今では標準装備が当たり前の警報機能、この時代は後付けです。

半分は機能、残り半分は気分向上のアクセサリー


バキューム計(ケイズ製)

追加メータを設置するならバキューム計がお勧め。
エコ運転に役立ちます(エコなアクセルワークが身に付きます)
キャリイのメーターパネルは、古い設計で照明は間接式(暗い!)
なので、同じ間接照明ものを探して設置(安い!)

星光産業のドリンクホルダー、1990年発売のロングセラー商品。

さらに星光さんと言えば、「アクリルフラワーノブ」通称「水中花シフトノブ」が有名!
現在は製造終了で、当時ものを探すも・・・、価格が(>_<)
やむなく復刻もので妥協。
MT乗りとしては許されない妥協なのですが( ;∀;)

車検にはシフトパターン表示が必要。しかし、4速パターンなどあるわけもなく5速パターンを流用します。

ちょっと驚いたのが、芳香剤「グレイスメイトポピー」(ダイヤケミカル製)

まだ販売されていたとは・・・。
(夏子さんたち動物が同乗するため、芳香剤とは無縁のカーライフだったので)
1978年に発売されたそうです(CMははっきり覚えている)
振り返ると父親のカローラやクレスタ、マークⅡのダッシュボードに代々鎮座しておられたポピー。
敬意を表してキャリイにもお迎えいたしました。

80年代へタイムスリップで気分向上のアクセサリー


全て復刻ものになりますが、

チューリップ灰皿(タバコは吸いません)
バス用花瓶(昭和レトロ系)
ラブ灯(街道レーサー系)
こういったものが良しとされた時代だったのです。

林さんのキャリイについては、また別の機会にご紹介いたします。
では、

バイバイハンド!(リニューアル版?)で失礼いたします。

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。