たかが工具と侮ることなかれ④ーマルチプライヤーその1

林業現場で働くチーム森のみなさん、それぞれ自分に合ったマルチプライヤーを愛用しています。
今日は新人桧山さんのマイ・マルチプライヤーをチョイスするようです。
桧山さんが森さん林さんのような“マルチプレイヤー”になるために必要なマルチプライヤー・・・、
ややこしい(>_<)

スポンサーリンク

マルチプライヤーとは?


五・十徳ナイフといった多機能ナイフは古くからあるようですが、1990年代になると多機能プライヤー(マルチプライヤー)が流行るように。
メインツールがナイフから機械メンテに欠かせないプライヤーになりました。
特に「阪神淡路大震災」以降、防災グッズとして認知されアウトドアグッズとしても人気となりました。
多機能であることはもちろん、いかにコンパクトにたためるかが重要!
元々はアーミー系のツールゆえ、正統派?マルチプライヤーは、アウトドアだけでなくワーキングツールとしても十分通用します。
しかし、たたみ方(変形)にこだわり過ぎたため、やがて道具としての強度・機能を失っていくことに。

あと、銃刀法の絡みもありますので携帯にはご注意を!
林業は道具が刃物だらけなので・・・、
そのあたりの感覚が麻痺してます(>_<)

森班長は「レザーマン」


元祖かどうかは分かりませんが、90年代当時マルチプライヤーと言えば「レザーマン」(米国製)でした。
マルチプライヤーは、当時のアメリカ映画(「スピード」「ブローンアウェイ」など)に度々登場します。
森さんのレザーマンは、1983年に登場した初代モデル「PST」(ポケット・サバイバル・ツール)


(展開は軽い、重機に踏まれより軽く!片手でも展開可能!)


(グリップが角張っているため力を込めるとちょっと掌が痛い)

森さんがまだ新人のころ、スイングヤーダ&プロセッサによる「列状間伐」を行った際に使っていたもの。
しかし仕事中どこかに落として行方不明に。
それから約1年後、現場に入った森さんの師匠が土の中からキラリと光る何かを発見!
ナイロンケースは劣化してボロボロでしたが、紛れもなくあのレザーマンでした!
表面のキズからすると、重機(自重12tクラス)に何度も踏まれ、その上で旋回もした様子。
多少、折り畳みの関節が緩くなったものの、使用には全く問題なしです。
この時代のレザーマンはとにかく頑丈です。
(なくしたため再購入したレザーマンは、使いやすく多機能化されていたが強度は落ちていた)
ただ、プライヤー以外のツールは、ロック機構がないため使い勝手はイマイチです。
意外と便利な“ハサミ”がないのも残念(>_<)
よく言えば、シンプルで軽量・コンパクト。
ロングノーズプライヤーとしてハードに使用するならお勧めのモデルです。

林内でなくさないよう丈夫なキーチェーン(ビクトリノックス製)に変更。

林さんは「ビクトリノックス」


意外と?頼りがいのある林さん。
道具系のこだわりはチーム一!
でもお金をたくさん持っているわけではない(要はビンボー)林さん、どの道具にお金をかけるか上手に見極めます。
特に安全に係る装備には高機能・多機能ものをチョイス!
いざという時(サバイバル時)に役立つマルチツールには、最高級を求めます。
そんな林さん愛用のマルチプライヤーは・・・、
ビクトリノックス(スイス製)
「スイスツール スピリットXプラスラチェット」



(左のツールがラチェットレンチ)


(展開は堅め、片手では無理)


(重さを気にしなければ、違和感なく普通に作業をこなせるプライヤー)

ただし、林業にはオーバースペック。
(と言うか、林業ではもっと大型の工具が必要)
本体機能だけで十分、サイドツールは失くさないよう自宅に保管。
(本体のみのモデルもあります)
折りたたみ時は持ちやすい内カーブ形状、展開すると外カーブグリップで握りやすく力が入りやすい(優れた人間工学?)
プライヤーとしての使いやすさが秀逸です。
ロック機構があるので、ドライバーなども使いやすさも◎。
しかも、今回登場するマルチプライヤーの中で、唯一クローズ状態のまま各ツールを使用できます
ナイフはロープの切断に便利な波刃(直刃はなし)
握りやすいがゆえ?プライヤーの嚙み合わせに多少がたつきが生じるものの使用に問題なし。
まったく不満のない林さんですが、杉山さん愛用の「ガーバー」(米国製)が気になっているご様子。
新人桧山さんのマルチプライヤーは、今回の「レザーマン」か「ビクトリノックス」か、それとも杉山さんが愛用しているという「ガーバー」になるのか?
この続きは次回に。


(上のビクトリノックスはこの状態で格納ツールを展開・使用できます)

スポンサーリンク