森さんと林さんのマルチプライヤーは、グリップが扇のように展開して中からプライヤーヘッドが現れるという仕組み。
一方「これではつまらん!」と思ったかどうかはわかりませんが・・・、
革新的な展開構造を備えたマルチプライヤーが次々と登場!
杉山さんが愛用する「ガーバー」もその一つです。
杉山さんは「ガーバー」
小柄だけど力持ちの杉山さん!
握力半端ないっす!の杉山さんでも絶対壊れないマルチプライヤー。
それがガーバー「ポケットツール」(米国製)
ガーバーの初期モデルなので結構古いです(90年代に購入)
最大の特徴は、ボタン押して振り下ろすとグリップがスライドしプライヤーが飛び出すこと。
収納もボタンを押しながらグリップをスライドさせるだけ。
(両グリップにあるサイドボタン)
このスライド・アクションが、道具好きの林さんの心をわしづかみ!
使って楽しい!カッコイイ!マルチプライヤーです!(^^)!
さて、その実用性は?
強度は先に言いましたように、まったく問題なし!
回転機構よりスライド機構の方が、強度確保に向いているようです。
ただし、使用には好みが分かれるかも・・・です。
理由は、プライヤーの口が閉じた状態のグリップ形状にあります。
「ビクトリノックス」と比較してお分かりのように、ガーバーはプライヤーの口を閉めるとグリップもほぼ閉じきってしまうのです。
(口を開くには何の支障もないのですが)
掌の大きい人には使いづらいかも。
強く握る際は気を付けないと、お肉を挟んでしまうことも(>_<)
初期モデルゆえヘッドが“ペンチ”なのと“ロック機構なし”ですが、現行型はロングノーズもラインナップ&最新装備でご心配なく。
くるっと360°「バックツール」
バックナイフ「バックツール・モデル360」(米国製)
独特な縦回転機構で展開するバック360。
名前が示す通り、片方のグリップをくっるっと一回転させると、いつの間にかプライヤースタイルが完成。
逆回転でプライヤーはグリップ内に格納されます。
やってみると・・・、
(グリップを90°回転)
(180°回転)
(さらに半回転でプライヤーヘッドも起き上がって完成)
とんでもなく気持ちいい!(^^)!
やみつきになります!
格納ツールの出し入れも、ロック機構も◎。
だけど・・・、
プライヤーの強度に不安ありで、ハードな使用には耐えられない(>_<)
独特な展開機構があだとなった感じですね。
(現在は生産終了となっております)
折りたたみ式の「ソグ」
ソグ(SOG)「パラツール」(米国製)
グリップ内に折りたたまれているプライヤーヘッドを半回転させると完成。
シンプルに見えて意外と複雑?なパラツール。
正直、使いにくい(>_<)
造りはしっかりしているので残念です。
使うより精巧な作りを眺めて楽しむパラツールです。
(現在は生産終了となっております)
ツールナイフの「ビクトリノックス」
高性能林業機械はコンピューター制御で電子機器の塊。
無茶してプロセッサヘッド(旧CKSだったか?現南星さん)のリレーボックスが吹っ飛んでバラバラに、なんて事態にも対応できるマルチツール。
多分「サイバーツール」というモデル。
ミニプライヤー付き。
(本場スイスで購入、旅行に行かれた方から頂いたもの)
さて、桧山さんのマイ・マルチプライヤーは後半の3本の中から選んでもらうことに。
と、思っていたところ自分で何か見つけてきたようで・・・、
次回に続きます。