昭和の軽自動車ー鍵の閉じ込め

森さんたちスズキ・フロンテでドライブのはずが・・・、まだ出発してません。
どうやら、イグニッションキーに鍵(キー)を指したまま全ドアをロックしてしまったようです。
集中ドアロックからキーレスエントリー、さらにスマートキーへと進化した現在では、めったに起こらないトラブル。
手動ロックの昭和では、“うっかりキー閉じ込め”は日常茶飯事(ちょっと言いすぎ?)だったのです。
手動ロックには・・・、
キーを使って外側から鍵をかける「キーロック」と、
ドアロックノブを下ろしてからドアを閉める「ノブロック」の二通り。
キー閉じ込めの原因は「ノブロック」をする人が多かったためです。
さて・・・、森さんたちどうする?

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針金を使ってロック解除



今ではNGかもしれませんが、他車のキー閉じ込めに対応すべく、細長く丈夫な針金を車に常備してました。
「針金ハンガー」をばらしたものがよく使われました。
今よりすき間が大きかった昭和の車ならではの方法。
ボディーとドアのすき間またはドアとウインドウガラスの間、4ドアならBピラーのすき間などから針金を差し込んで、ドアロックノブか内部のリンクにアクセスしてロックを解除します。
人数が多ければ、各ドアにチャレンジできるので確率も上がる!
必死のパッチでやると何とかなるものです!(^^)!
ただ、犯罪目的でやる者もいるわけで、ドアロックノブに引っかかりがなくなったり、位置がドアの内張に移動したりで開けにくくなっていきます。
キーを閉じ込めると、仲間が嬉しそうに針金を持って集まってくる・・・、昭和ならではの光景です。

スペアキーを外付けキーボックスに


ここからは“転ばぬ先の杖”的なお話になります!(^^)!

スペアキーを小さなケースに入れ、隠れた部分に協力磁石でくっ付けておく「キーボックス」
フロンテはバンパーも鉄板だったので、隠し場所はいくらでも!
(隠し場所が他人に見つかるとちょっとヤバイ)
どこに張り付けたか忘れない限り(?)キー閉じ込めだけでなく、キーを失くしたときでも安心!

警告ブザー(後付け)の取り付け


キーを抜かずにドアを開けると「ピー」と警告音が鳴る!
今ではごく当たり前の装備(一部の軽トラを除き標準装備)
昭和54年式フロンテは、当時の最高グレード(FS‐G)ですが警告ブザーはついてません。
軽自動車に標準装備されるのは、まだまだ先のことです。
ただし、80年代になると「後付け」タイプの警告装置が登場!

(イラストはデート中にキー閉じ込め?最悪のパターン!)


(裏面の取り付け説明書)
詳しくは後ほど。

キー閉じ込めは過去の話?


令和の時代は、文明の利器に頼り切ったカーライフ。
キャリィに乗ると、昭和にタイムスリップできるのはよろしいのですが・・・、
キー閉じ込めだけはご勘弁願いたい。
ということで「デンソーキービーム」を取り付けた林さん。

エンジンのON/OFFを検知するキーセンサーの取り付け。

(当時の軽自動車のカギは小さかったので、正確な位置決めがポイント)



(キーのポジションでエンジンのOFF/ONを検知)

ドアの開閉を検知するセンサーの取り付け。

本体部の設置、電源はなんと乾電池!(単4形 4本)
(12V電源を取らないので、センサー設置のみで車側との結線はなし)

(要電池交換のため、磁石で鉄部に設置)

これで安心!キーを抜き忘れると「ピー」と大きな警告音が鳴り響く。
(ちょっとイラッとする音質と音量)

しばらくして、林さんあることに気が付いた。
「キービーム、いらんやん」
そう、キーレスや集中ドアロック操作が体に染みつき、“ノブロック”の習慣が消滅。
車を離れる際には無意識にキーを持って出ますし、抜き忘れてもドアロックの際に手元にキーがないことに気づくのです。
(スマートキーの場合は経験がないので不明)
なぜ昭和の時代に“キーロック”の習慣が身につかなかったのか、今振り返ると不思議です。
当時の運転席のドアは、簡単にノブロックがかからない仕組みになっていたり、ホンダ車などはキーロック以外では施錠できなかったのに。
要は、技術云々より人の習性の問題?
何気ない日常の習慣を変えるのは難しい・・・。
でも、平成の長い時間をかけて今はキーロックが定着!
これで、キー閉じ込めはもう過去にお話に。
ただし・・・、

夏子さん(二代目)の立てこもり事件だけは例外。
愛犬をクレートに入れずに車内に残すと、えらい目にあいます!(^^)!
初代夏子さんの立てこもり事件はこちらで。

車内立てこもり事件
車内立てこもり事件Ⅱ

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