スーパー林業人の第三師匠が新人の頃、昼食前に沢(谷)まで下りてヤカンに水を汲み、焚火でお茶を沸かすことが日々の仕事だったそうで・・・。
いわゆる丁稚(でっち)奉公のような過程を経ないと、一人前になれないという時代。
引退間近のスーパー林業人たちから仕事を学んだ森さんは、その時代の名残を感じたようですが・・・。
「この伝統は自分たちの世代で断ち切らんといかん!」
結果、新人ひーちゃんはお昼休憩にシングルバーナーをいじりながらまったりできるのです。
ネイチャーストーブ(ユニフレーム)
燃料の調達と言う点では、ピカ一のネイチャーストーブ。
燃料は、小枝や落ち葉や松ぼっくりなので現地調達可能&エコ!
「ただのミニ焚火じゃん!」とミニひーちゃん!
「ミニ焚火ではお湯を沸かしたり・・・調理は出来んのよ」とデカひーちゃん。
そう、火力が弱すぎるし、小さな火を維持するのも難しい・・・。
ネイチャーストーブは、底部(メッシュ)から空気を取り込み温まった上昇気流&煙突効果で燃焼速度・火力を上げる仕組み。
使ってるうちに灰が底にたまり火力が落ちるので、時々ゆするなりトントンするなりでメッシュの目詰まりを解消してやります。
欠点は、ストーブ本体やケトルやコッヘルの底が煤で汚れることぐらいか・・・。
あと、確実な消火をお忘れなく!
ミニひーちゃんお気に入りのネイチャーストーブですが・・・
デカひーちゃんの林業でも十分使えます。
森林が現場なので、燃料は無尽蔵!しかもタダ!
が、短い昼休憩を有効活用するには、やっぱりお手軽&高火力のガスが一番。
CB缶なら燃料費も安い!
師匠が若いころの林業は、親方の手間取り(手伝い)をしながら技術を学ぶ(盗む)“職人”の現場。
例のお茶くみも仕事(修行?)の一環でしょうが・・・、
今ではNG(事務職の昔ながらのお茶くみも今では問題あり)
現在の林業は機械化が進み“技術者”の職場に。
新人さんの扱いも昔とは違います。
グループで働いていても、作業はソロが多い。
OJTを意識しない職場では、むしろほったらかし(>_<)
立ち入り禁止区域や安全距離の確保など、林業ならではの難しさがあるのも事実。
昔の“丁稚奉公”が良かったとは思いませんが・・・、
安全作業が身に付くまでは職人の手間取り式も必要。
この場合、ひーちゃんを森さん・林さんがサポートする逆バージョンですが。
そのあたりの打ち合わせを、シングルバーナーで沸かしたコーヒーを飲みながら・・・。