昭和の原付バイクーヤマハ・トライ

チェンソー防護衣(ズボン)のラインナップが充実し、機能はもちろん好みで選べる時代に!
(着用が義務化されましたから・・・)
「昔は原付バイク(50㏄以下)もどれにしようか迷うほど選択肢があったんだけどね」と森さん(年齢不詳)
(2025年に50㏄原付は国内生産終了・・・消滅です、代替機種は用意されるので支障はないそうで)

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若者のための第3の選択肢「ヤマハ・トライ」


1977年登場の「パッソル」でスクーターを世に広め、「パッソーラ」「パッソルⅡ(通称:パッツー)」と選択肢を増やしていったヤマハさん。
メインターゲットだった女性(ママたち)だけでなく、若者にも大人気に!
世代交代で1983年に「ジョグ」1984年に「チャンプ」が誕生、より若い子を意識したモデルに進化。
しかし・・・、
「ジョグは大人気でみんな乗ってるし・・・」
「チャンプは走りに特化しすぎだし・・・」
と思ってる若い子のために1985年に登場したのが「トライ」

(特徴的なリアデザインを強調するカタログ)

トライは特に16~18歳を意識して開発されたそうです。
(このころは高校生3ない運動が・・・)
ジョグやチャンプに乗ったことはありませんが、トライはマイスクーター(2台目)でしたので強い思い入れが!
(過去の「昭和の原付バイクー」で何度も登場してます)

道具感覚&イタリアン・デザイン&カクテルカラー


道具感覚とは言え、前回の「ホンダ・モトラ」みたいな無骨なデザインではない。
(あれはあれでヨシ!)
道具感覚とは言え、実用性重視と言うわけでもない。
例の「スラント・ラック」
リアのトライアングルラインを生かした?傾斜ラック。
ママたちと違って「死んでもリアカゴは付けない」若い子に水平ラックは無用!
どうやら道具とは“遊び道具”のことらしい!(^^)!

デザインのトライアングルラインの受けは?ですが、個人的には!(^^)!
日本人はリア下がりのデザインをあまり好まない(日産・レパードJフェリーの例)ようですので。
同期には、リア上がりの特徴的な「ボクスン」もいたり(こちらの受けも?)と楽しい時代。

走りの特徴は、過激ではないけどパワフル&マイルドといった感じ。
他社ですが「ホンダ・スーパータクト」ほど、ドッカンダッシュではなかった。
特に乗り心地のよさが印象に残ってます。

トライのイメージカラーは「ソフィアイエロー」のようですが、
お勧めは(今さらお勧めもなんですが・・・)「リゾートブルー」

安全のためのカラー


トライの4色はおしゃれなカクテルカラー(元気の出るビタミンカラー)であると同時に、視認性も高く安全にも寄与。
最近の流行色ではありませんが・・・。
本来は、チェンソー防護ズボンも「高視認性安全服」を選ぶと良いのですが、どうしても通気性や耐久性が優先。
ズボン・チャップスは汚れやすい(排ガス・チェーンオイル・汗汚れ)ので、汚れが目立たない色が好まれます。
林業用ジャケット(高視認性安全服仕様)もラインナップが豊富ですが、普及のほどはよくわかりません。
冬の寒い時期でも、なるべく汗をかかないよう薄手のシャツで作業、体が冷えたらヤッケ(地味な紺やエンジ色)をはおって体温調整です。
もう少しライトな林業ジャケットにならないものだろうか・・・。

(仕事でボツになったイラストですが)

あと、派手ならOKが通用しないのが林業で、林業機械(重機のベースカラーがイエロー・オレンジ・レッド・ブルーなど)と高視認性安全服が同化しまうとのこと。
黒やグレーの生地が混じったり、反射テープが入るのはそのあたりの対策を兼ねてるようです。
「余計な装飾はいらんからもっと安くしてくれ」という森さんの注文は的外れだったみたいですね。

同じ(ではないかもしれないが)危険な山林作業(戦闘訓練)を行う自衛隊のみなさんは真逆の「迷彩服」
林業とは違い、目立つとかえって危険!
それでお互いの安全を確保しながら作戦行動を行うわけですから・・・、すごいことです!

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。