EXPO’70大阪万博Vol.32ーせんい館

いよいよ2025大阪・関西万博開幕!
するとひーちゃん、
「そう言えば・・・EXPO70では開幕から閉幕までずっと未完成だったパビリオンがあったらしいですよ」
「それ・・・せんい館のことね」と森さん。
「それ・・・ヤバくない!」

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「せんい館」の“凍結足場”


「せんい館」があった場所はココ!


(スタンプコレクションより)

「確かに!真ん中の赤いドームに足場がかかったままじゃん!」
でもこれ、未完成じゃなくて“未完成風”の完成!(^^)!
パンフレットによるとこの足場は「凍結足場」と呼ばれ“未完成の美しさ”を表現したオブジェだそう。
スロープ屋根も繊維の美しい曲線を表現しているそうで。
繊維はファッションに欠かせないアイテムですからパビリオンも“美”を追求!


ひーちゃんたちファッションに食いつくかと思いきや・・・、
凍結足場ってうちの組合でも扱ってる“足場丸太”じゃん」
「使ってるとこ初めて見た!」
昔は建設足場といえばこれ。
「元塗装工の林ちゃんなら詳しいよね」
「いやいや・・・ビデ足場か単管(鋼管)か一足足場しか知らん!」
意外ですが、都市部以外ではほとんど見かけない足場丸太。
足場以外にも海に浮かぶ筏(いかだ)の部材として使われるそうです。

末口径3㎝~で、長さは5m~9mあたりですが、現在は需要が減り値段はかなり安い。
「組合で足場買ってここに売りにくれば儲かるじゃん!」
それって商売?転売ヤー?

テーマは「繊維は人間生活を豊かにする」



(せんい館パンフレットより)

日本の繊維業も活気のある時代、勢いを感じます。
しかし、数年後のオイルショック(1973年)をきっかけに失速。
「安い輸入品に押されてって・・・林業と同じじゃん!」

繊維業ならでは多彩なユニホーム


後に企業の制服(ユニホーム)定着の一因となったEXPO70。

「林業もお洒落になったよね!」
「視認性+安全性ゆえの産物だけどね」
チェンソー防護ズボンは、特殊な繊維でひーちゃんたちの脚を守ってくれます。
さらに、
「わたしらの伐るスギやヒノキからつくった木糸ユニホームが2025大阪・関西万博で採用されたんだよね」(一部スタッフユニホーム)
地味にですが万博ユニホームに林業も貢献!
と言うことで?スタンプ。

いまこの場所には別の建物が建ってます。

「そうそう今日の開幕に間に合わなかったパビリオンは・・・“凍結何たら”でごまかせるじゃん!」

たかがチェンソーと侮ることなかれ⑳ーフォレストワーカー・ユニフォーム
たかがチェンソーと侮ることなかれ㉑ーチェンソー防護ズボン
EXPO’70大阪万博Vol.22ー「木糸(もくいと)」で万博ユニホーム?

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。