「明日の鉄塔刈り・・・刈払機と手ノコで作業するって」とスギちゃん。
(電力会社の依頼で行う、山地の鉄塔下や保守点検用歩道の草刈り作業)
ということで倉庫から手ノコを持ってきたひーちゃん。
「えらく昭和レトロな手ノコだこと・・・しかもデカい・・・
携帯しやすい30センチ前後の手ノコなかったの?」
「大は小を兼ねるっす!」
「大は小を・・・」が通用しない?刃物系
「作業性や安全性を考えると無駄に大きい(長い)刃物はやめとき」とスギちゃん(前にも聞いたセリフ)
大きな手ノコは、
排気ガス・騒音を出さない環境面、
チェンソーと違い事故が起こりにくい安全性、
チェンソーに匹敵する切断力を兼ね備えるゆえ、“グリーンチェンソー”と呼ばれるらしい(シルキーさんHPより)
技術の進歩によりもっと携帯性に優れた中型の手ノコでも、ひーちゃんの持ってる大型ノコと同等の切断能力を備えるように。
今回のメインは刈払機による草刈り作業、
「数本の倒木処理や邪魔になる枝を払ったり程度なら・・・これで十分」とスギちゃん。
その手ノコがこちら・・・、
1985年登場のロングセラー折込ノコ「ゴムボーイ」(シルキー製)
(刃渡り210mm、使用時440mm)
(収納時 240mm)
誕生は林さんの「スズキ・キャリィ」と同じ年(昭和60年)
その林さんがペンキ屋時代に使ってた2代目モデル(1990年代後半~2015年)
初代の名残を残す2代目初期型なので四半世紀経った今なお現役!ということ。
現在はスギちゃんが使ってます。
シルキーさんのYouTubeによると、
折込ノコでゴムグリップを採用したのはゴムボーイが初!とのこと。
また折込ノコ=ゴムボーイで通じる、いわゆる商品名が代名詞のパターンだそう。
(1BOX=ボンゴ、クレーン付きトラック=ユニックみたいな)
現在は2度目のモデルチェンジで3代目に移行、グリップがより滑りにくい仕様に!
替刃に変更はないので、旧モデルも替刃交換OK!
当時(2000年代初期)のスーパー林業人のみなさんは、要目立て・アサリ調整の伝統的な和鋸を使用。
「使い捨て」とやや馬鹿にされた林さんのゴムボーイでしたが、今ではこちらが主流。
替え刃式ですが、切れ味も良く耐久性もあるので俗にいう「使い捨て」という訳でもありません。
「でもねぇ」とやや不満げなひーちゃん。
「なんでボーイなん・・・ガールは?」
次回は鞘入ノコ「ゴム〇〇」
「わたしは鞘(さや)入の方がいいかな」とひーちゃん。
「それならお勧めは“太郎”だね!」とスギちゃん。
「なんで太郎なん・・・花子は?」
(つづく・・・)