6年前、夏子さんを連れた車中泊旅で、偶然通りかかった浜松工場。
今年、新しくなった浜松工場を初公開するとのことで行ってみることに。夏子さん亡き今、車ではなく新幹線で行くことにしました。
目次
浜松工場 新幹線なるほど発見デー2017
90年代から開催されている工場一般公開イベントで、今年は7月22(土)と23日(日)の2日間開催、JR会社発足30周年記念企画として様々なイベントが用意されていました。
印象としては、マニア向けというよりはファミリー向けイベント。
子供たちをメインに据えた企画といった感じです。もちろん、親を含め大人も楽しめる工場見学です。
熱中症に注意が必要な季節ですが、工場側もその点を配慮した様々な対策を講じて迎え入れてくれます(いたる所にミストファン、場内休憩所、新幹線を利用した休憩車両など)
場所が場所だけに、ペットは無理でしょう。
貸し切り新幹線で浜松工場まで直行
工場見学に合わせてJR東海が企画する新大阪出発の貸し切り新幹線です。
見どころは、
完全貸し切り新幹線(ひかり490号)
浜松駅手前で引き上げ線(引き込み線?)に入線、工場直行
工場引き込み線にある、東海道新幹線「唯一の踏切」を新幹線に乗ったまま通過
車掌さんと記念撮影
開場前に到着するため、一足先に「ドクターイエロー」と記念撮影が可能
ひかり490号(X2編成)
新大阪駅新幹線26番線ホーム、京都側から新幹線入線。この最後尾の16号車が、今度は先頭車になります。
06:57新大阪を出発します。座席は14号車進行方向左側、本当は右側の方がこの先見どころがあるのですが・・・。
左側の見どころと言えば、新幹線大集合の鳥飼車両基地(大阪摂津市)
岐阜羽島駅手前、三洋電気のソーラーアーク(現在はパナソニック)
車内は、こども連れが多く賑やか、将来の新幹線運転士や整備士が数多く乗車している?
こどもにも大人にも楽しい1日になりそうです。
引き込み線手前で停車
08:30ごろには浜松駅手前に停車(スズキ自動車本社が見える)
すでにひかり490号は本線から外れており、横を上りの新幹線が追い抜いていきます。画像には下り新幹線が少し写っています。
車内アナウンスがあり、ここでJR東海の運転手から浜松工場運転手に交代し、引き込み線の安全確認のためしばらく停車するとのこと。
15分ほどして新幹線はゆっくり動き始め、この先30分ほどかけて時速30Km(最後は15Km)で浜松工場に向かうとアナウンスが。
ゆっくり走行しているので、新幹線が左に大きく進路を変えているのが分かります、この時右側の座席は、新幹線が本線から外れて引き込み線に入っていく様子がよく見えるはずです。一方、左側座席からは、
蛇のしっぽならぬ新幹線の列車後方が見えます。
東海道新幹線「唯一の踏切」
正直、この場面は外の踏切から新幹線を眺めたいという思い。
この時も、右側座席の方が眺めは良いと思います。左側の様子は、
余り珍しいことではないのか、見学されている方はわずか。この踏切の通過と同時に浜松工場に入場です。
この30分は低速で走行しているため新幹線に乗っていることを忘れていましたが、
工場のミラーガラスに写る新幹線を見て、改めて新幹線でやってきたことを認識。
場内では工場職員の方や、イベントスタッフの皆さんがお出迎えしてくれます。
先頭16号車は開いた大きな扉から工場2番線に、
最後尾1号車が踏切を通過すると、踏切道路両側のフェンスが閉じられます(工場側から撮影)
09:05頃停車、14号車乗客は16号車から工場ホームに降車します。先頭はすでに尾灯(赤色)に切り替わっています。
最後尾16号車も工場建物内に収まり、この編成はこの後、冷房完備の休憩用車両として、こども制服記念撮影用として使用されます。尾灯はすでに消灯。
初ドクターイエロー
「見ると幸せになる」で有名なドクターイエロー。初対面はあっさり訪れた、工場6番線。いつかは、走る姿を見てみたいものです。
となりの5番線に停車する700系は、記念撮影に加え、運転台見学や車掌体験、車内清掃体験などのイベントに使用されます。普段、ホームに隠れて見えない車輪や連結器が目の前に、
今回はここまで。