自分の思い通りに作り上げる自作軽キャン。
自分のキャンパーライフに合わせて必要なものだけ装備するので、経済的でもあります。
ただし、いつも思い描くような結果になるとは限らない(>_<)
失敗の積み重ねにより、それなりの形に仕上がっていくものかも・・・、
目次
助手席交換(部品交換)
自分のスクラム(エブリイ)の次モデルから採用された、助手席シートバックのフラット機能。
シートバックがフラットになるまで前側に倒れます。
旧モデルはここまでしか倒れません。
助手席シートバックがフラットになると、荷物を置くスペースとして有効利用できます。
食事をする際のテーブル代わりにもなり大変便利。
そこで、助手席だけ新型に交換しようと中古(5000円程度+送料)を購入。
これが見事に失敗!
ハッチの形状、取り付けボルト穴位置、すべてが微妙に異なるるため取り付け不可✖
ある程度予想していましたが・・・。
荷室シガーソケット取り付け(穴あけ加工)
荷室で電源を取り出すため、サブバッテリーから配線を引き、パネルに穴を開けて専用のシガーソケットを取り付けるだけ。
この作業で重要なことは、穴を開ける前にパネルの向こう側の状態を確認すること。
確認せずに、いきなり穴を開けると補強鉄板にぶち当たることも。
シガーソケットやACコンセントのような奥行きのある部品は、パネルの内側にそれなりのスペースがないと収まりません。
実は、右のモンベルシールは失敗穴を隠すためのもの。内側に補強鉄板が入っていたため、穴を開けたものの取り付けできず。
左の丸いキャップが取り付けたシガーソケット。
ボディー外板に穴を開ける際は、可能なら内張を外して内側の状態を確認します。
スクラムの場合、リアゲートにキャリアを取り付けるためいくつか外板に穴を開けました。
リアゲート内部には、補強鉄板やリアワイパー、ドアロックの部品が取り付けられていますので、まずその位置を確認する必要があります。
リアゲート上部のようにモノコック構造になっている箇所は、前もって中を確認することができません。
そのような場合は、まず内板から穴を開けてください。内板なら、たとえ失敗しても見た目が悪くなる程度の被害で済みます。
内板に穴を開け問題がなければ、安心して外板に穴開けできます。
ただし、マックスファン取り付けのような大穴を開ける際は、確認に確認を重ねても最後は、
“どうにでもなれ!”
の心理状態でなければ実行不可能です(;´д`)
座席フルフラット化
現在のフルフラット状態の様子。
フラットではない!
スクラムの場合、シートバックを倒しただけではフラットにはなりません。
そのため、フルフラット初期バージョンはセカンドシートを撤去し、全体的にイレクターパイプで土台かさ上げし、コンパネで床を形成していました。
完全なフルフラット状態にするなら、それが一番簡単な方法です。
しかし・・・。
どうせ旅先でも寝るだけ、普段、後席に乗るのは夏子さんだけと割り切り、セカンドシートを撤去したものの、日常生活ではやはり使い勝手が悪い。
旅先でも、多少なりともゆったりできるセカンドシートはないと不便。
車内での夏子さんの居場所が確保できない。
車検が通らない、等々の問題が浮上。
結局、初期バージョンは失敗!セカンドシートを元に戻すことに。
床板の分割をやり直し、セカンドシート部のイレクターパイプを撤去。
残った荷室のイレクターパイプの脚も少しカットして床を下げました。
新たに設けたシナベニアとパイプによる床は、セカンドシートの傾斜に合わせて一段高く設置。
シナベニアは、扱いやすいよう2分割にしていますが、おかげで左右別々にベットモードに変換できるようになりました。
一人が眠った後で、もう一人は座席で読書・・・、なんてことも可能です。
完全フルフラットではなくなりましたが、段差は全く気になりません。逆に、多少頭の位置が高い方が快適かも。
フルフラットといっても、無理に平たんにする必要はないようです。
あと、左右別々にモード展開できるよう作っておくと、狭い軽キャンでは使い勝手が良くなります。
キャンピングカー専用パーツの流用
失敗という訳ではないのですが、キャンピングカー専用のパーツを取り付ける際は、想定外のことが起こるのでご注意を!
レインガーター・サイドオーニング・リアゲートキャリア
専用パーツの多くは、キャンピングカーのような平面・垂直面に取り付けることを前提に設計されています。
一方、乗用車のボディーは平面ではなくゆったりしたカーブを描いています。
そのため、キャンピングカーには簡単に取り付けられるパーツでも、乗用車には一工夫必要である場合があります。
レインガーターもその一つ。
フィアマ製で両面テープで貼り付けるタイプでしたが、カーブ面には上手く貼り付けられませんでした。
サイドオーニング・リアゲートキャリアについては、以前取り上げた通りです。
詳しくはこちらで。
⇒サイドオーニング取り付け
⇒リアゲートキャリアの取り付け
マックスファン
上で述べたことに加えて、断熱材入りの厚みのあるボディーを想定したパーツを、乗用車のような鉄板1枚の薄いボディーに取り付ける際には、ひと手間余分な作業が必要になることも。
詳しくはこちらで。
⇒マックスファン取り付け
最後に
意外と計画通りには進まない軽キャン自作。
それはそれで良しとして楽しむのが、自作の醍醐味かな。
車に残る失敗のキズあとも、夏子さんが付けたキズあとも良い思い出です。