昭和の軽自動車ースバル・サンバー

森さんが軽トラ(ホンダ・アクティー)の買い替えを検討しているようで・・・、
第一候補は、スバル・サンバーバン!
理由は「軽トラ・バンで初めて4WDを設定したパイオニアだから」
すると、ひーちゃん「夏子パパの第1号は当てになりませんよ」と。
「リョウシン号」の件でまだ根に持ってる(;^_^A

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4WD登場は昭和55年(1980年)


1960年以降、各メーカーから次々登場した軽トラ・バン。
需要がなかったのか?技術的な問題なのか?4WDが設定されるまでずいぶん時間がかかります。
4WD初登場は、1980年と意外と最近?(松田聖子さんデビューの年)になってから。
その先駆けとなったのが、スバルさんのサンバーシリーズ。

(3代目後期モデルで4WDが誕生)

決して意外なことではなく、レオーネ4WDを誕生(1972年)させたスバルさんならでは!
サンバーの由来は、インド産の大鹿で「俊敏で力強いイメージにふさわしい」からだそう(カタログより)

パートタイム4WD


パートタイム4WDで、切り替えは悪路で操作性の良いレバー式を採用。

 

4輪独立懸架&RR(リアエンジン・後輪駆動)方式


「農道(林道)のポルシェ」と言われる所以、RR方式!
当時のカタログによると上り坂や空荷時に威力を発揮する、とありますが、下り坂でも安心なRR方式!
下り坂を足場材を満載したFR方式(キャブオーバー)の軽トラで走行中、横転しかけたことがあります。
左カーブで軽くブレーキを踏んだところ、荷重が前輪に集中し後輪のグリップを失い右にスライド!
何とも言えない滑らかなケツ振りの後は・・・、バタバタと左右に大きく揺れて横転寸前!
(ブレーキ解除と同時にリアのグリップが戻ったため)
問題の根本は過積載であったことなのですが“RRやMR方式の方が限界性能が高い”と個人的には思います。
耐久性に関しても、多くの整備士さんがサンバーとアクティーは丈夫!と高く評価(同業他社のプロが言うなら間違いない)

4輪独立懸架式サスは、林道のようなデコボコ道を走行しても横揺れしません。
一般的なバン・トラックに採用されているリジットアクスル式との違いは歴然。
RR方式との相性が良いのか、デフロックもLSDもないのに思った以上に悪路に強く、乗り心地も良い。
地味だけど・・・、ポテンシャルは高い!ポルシェですから!(^^)!

平成24年(2012年)にスバル製サンバー製造終了


3代目の4WD登場から30年ほど、6代目で生産終了となったスバル製サンバーシリーズ。
(ダイハツさんのOEMでサンバーシリーズは継続)
農林業で活躍した4WDサンバー、歴代のRR方式や4輪独立サスペンション、キャブオーバー、5代目以降の4気筒エンジンなどトータルで優れた4WDに仕上がっていたと思います。
(林業時代に6代目サンバーバンにずいぶんお世話になりました)
ただ一つ、弱点を上げるとすれば・・・、キャブオーバー車ゆえのマイナスの部分。
商用車イメージが強い。
フロントオーバーハングが大きいため横風に弱い(半端なくハンドルを取られる)
同じく、フロントアプローチアングルが確保できず、勾配の変化に弱い(バンパーがもげる)

とは言え、4WD以外にもいろいろ魅力ある車で、今でもスバル製サンバーは人気が高く中古でも結構お高い(>_<)
森さん「新車買えるじゃん・・・」
人気があると言えば、サンバーから生まれた「ドミンゴ」も忘れてはならない!
このドミンゴも、初めて〇〇な4WD車でして・・・、

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。