「かかり木処理 作業の基本と現場の工夫」の表紙のこの方・・・、
どこかで見たような(その話はひとまず置いといて)
“林業ガールズ”の活躍により、林業のイメージもずいぶん明るくなりましたね!
個人的にはリアルな“林業ガール”にまだお会いしたことはないのですが(;^_^A
モデルは男性から老若男女問わずに
林業イラストの仕事を始めたころ、編集部の方にモデルの男女比率を尋ねたところ・・・、
「男性でお願いします」と。
発注は業界誌「現在林業」を発行している「全国林業改良普及協会」さんだったので「男性」と言われた時はちょっと意外でした。
現代林業の表紙は、毎号リアルな林業ガールズの写真ですから(現在でも継続中)
担当の方によると、イラストに女性モデルを使用すると「職場に男しかいないのに」との意見があるそうで・・・。
(結果的には、時代の流れもありチェンソー作業以外の場面で女性モデルを採用することに)
しかし、最新の「かかり木処理 作業の基本と現場の工夫」(無料ダウンロード版)では・・・、
「モデルの老若男女を問いません」と。
しかもトップ(表紙)に採用されたのは林業ガール!
高性能林業機械の普及や、女性も林業を学ぶ機会(林業アカデミーなど)が増えたせいでしょうか?林業ガールズもスタンダードな時代に。
今回制作スケジュールがタイトだったため、ピンチヒッターとして森さんが登場することに。
(メガネをはずし、髪色などを変更)
「かかり木処理 作業の基本と現場の工夫」のダウンロードは⇒こちら
楽したいのは・・・男女共通
イラストで森さんが手にしているのは、排気量50.1㏄の中型チェンソー。
今の日本の林業では、このクラスがスタンダードです。
自分が現役だったころは40㏄前後⇒50㏄への移行期でしたが、木は成長するためチェンソーも大型化せざるを得ません。
体格の良い自分でも中型は“重い”と感じたので、森さんにはちょっと気の毒です。
(伐倒作業は伐倒木に重さを委ねるコツがあるためパワーのある中型は楽)
ミニ四駆のように?ボディーの肉抜きやパーツ変更で軽量化という訳にはいかないチェンソー。
(すでにギリギリまで軽量化されてますので)
しかし、軽量化により楽しようという試みはアウトドアグッズと共通するものがあります。
楽(軽量)であることは、いざという時にポテンシャルを発揮し、安全確保につながります!
林業ガールズのため労働負担軽減を図ることは、林業ボーイズにとってもメリットのあるお話なのです!
発想の転換!
自分はゼノア37000のソーチェーンを25APから95VPに“サイズアップ”、
ゼノア3700からハスク346XP(ne)に“サイズアップ”して大径化に対応しましたが・・・、
結果、作業負担は増えることに。
最近注目されているのは、真逆の発想“サイズダウン”です。
ソーチェーンの切れ味を鋭くする⇒パワーロスを減らす⇒チェンソーの小型化⇒作業負担軽減!
ハスクバーナのX-CUTソーチェーンやオレゴンのスピードカットナノは、林業で一般的な16インチ(40㎝)ガイドバーにも対応。
チェーンとガイドバーの軽量化に加え、チェンソーのサイズダウンでかなりの軽量化が期待できますね。
「楽をするのも仕事のうち」ですから!(^^)!
ただ・・・、その意味を取り違えてる人もいるようで・・・(つづく)