1971年(昭和46年)に登場した「グルービーケース(GROOVY CASE)」
発売元のミドリさんによると、
「子どもたちが乱暴に扱っても壊れない、頑丈で軽い入れ物はないものかという考えから誕生しました」(A HISTORY of MIDORIより)
厚紙で出来た箱型の携帯ケースで、1988年(昭和63年)まで製造が続いたそうです。
SDGsに取り組む今こそふさわしいグルービーケース!
大ヒットし、みんな持ってたケースですが、素材が厚紙であるがゆえ現存する当時物は少ないようです。
グルービーケースorブックバンド(ベルト)
少し上のお兄さん・お姉さんたちが使ってた「ブックバンド(ベルト)」
教科書や本を重ね、バンドとバックルで十字にとめるもの。
風呂敷みたいに、ある程度容量に幅があって、ばらけないよう持ちやすくまとめられる優れもの。
ただ・・・、いちいち縛る(バックルを通す)のが面倒。
細かいものは無理とか、雨の日は・・・、実用性よりファッション性が高い?ブックバンド。
その点、グルービーケースは至ってシンプル。
必要十分な容量があって、カバンより硬くて衝撃に強い!ノートパソコンもタブレットもない時代ですが(-_-;)
(レコードを持って友だちの家に行くのに重宝)
グルービーケースに限らず昭和の文具は、子供たちの乱暴な扱いにも耐えうるタフネスさが売り。
極めつきは、象さんが踏んでも壊れない!サンスター文具さんのアーム筆入れ!かな。
当時物グルービーケース
勉強嫌いが幸いしてか・・・、小学生から現在まで無事に生き残ったグルービーケース。
恐らく、ダメージを受けやすい角をプラスチックで補強したタイプだったことも要因。
素材は厚紙ですが、ビニールコーティングされてるため少々雨にぬれても大丈夫。
ただ・・・、グルービーケースはA4ピッタリサイズ。
クリアファイルに書類を入れると・・・、入らない(>_<)
(クリアファイルが普及する以前の代物ですから、仕方ないですね)
さて、グルービーケースにSPレコードとアーム筆入れ(現行型)入れて・・・、どこ行こう。
林業でもグルービーケース的な・・・
林業現場で書類を保管するため、グルービーケースのようなタフな書類入れがないか探したところ・・・、
国産では見当たらず、仕方なく海外製のクリップボードを購入。
サンダース社製(アメリカ)
一体何に使うのか・・・(次回に続く)