令和の軽自動車ースズキ・スーパーキャリィ②

チームの中でひとり旧車乗りから卒業した森さん、
「さすが令和(ベース車の登場は平成25年)の軽トラは違う!」との喜びもつかの間。
林道の途中でバンパーが引っかかって動けなくなりました。
【訂正:林さんの4型からアプローチアングルがそれまでの23°から19.8°に変更されてました】

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分かってはいたが・・・


林道ではありませんが、

ロングホイールベース車のスクラムバン(エブリイバン)なら、坂上方から二駆まま頭から車庫入れできた駐車場。
スーパーキャリィでは「ガリッ」と何かが引っかかります。
(現行ダイハツ・ハイゼットや最終型アクティー/サンバートラックでも同じです)
仕方なくバックで進入し何度か切り返し、なるべく直バック状態にしてから四駆orデフロックです。
(旧アクティー/旧サンバーなら二駆バックでOKかも)

林道に限らず、下りからの上りのアプローチで気を付けないと「ガリッ」とやります(>_<)

同じショートホイールベース車の林さんキャリィと寸法イメージ図で比較すると、

全長わずか+20㎝とはいえ前方衝突時の安全性が向上!(^^)!
結果、アプローチアングルが犠牲に。
それゆえの「ガリッ」は致し方ないか(>_<)
(下り10°だと上りで13°を超えるとアウト!)
【訂正:林さんの4型からアプローチアングルは19.8°に変更】

仕方ないでは仕事にならない林業


現場に行く(帰る)のも仕事のうちとは言え、実労働時間が削られるのは痛い。
ある国有林の現場説明会で「現場まで徒歩で約半日かかります」とのこと。
「泊まり込みか?」
これは極端な例ですが、せっかく林道が通っているのに路面状況が悪く、車をあきらめ時間をロスするというケースは多々あること(たいてい保育間伐)
解決策の一つに・・・、

「林業新知識」2024年3月号より(全国林業改良普及協会)

タイヤのインチアップ(大径化)と車体のリフトアップ


見た目のカッコよさから趣味車でも時おり見かけますが、
林業の場合はあくまでも実用車です。
表紙の車の場合「最低地上高を上げたい」がメインの目的のようです。

その理由については⇒昭和の自動車ー三菱・デリカスターワゴン4WD

記事の中で説明されてますが、そのためにはタイヤの大径化しかなく、
大きなタイヤをホイールハウス内に収めるため、車体のリフトアップも行うというケースです。
結果として、とんでもない角度のアプローチアングルとなります。
勿論、必要な手続きを行い車検もパスしますが、小回りが利かなくなる、燃費が相当悪くなるなどデメリットもあるとのこと。
最近では軽トラも自動ブレーキが標準仕様となりつつありますが、これもアイポイントが変わるため取り外しとなるそうです。
改造費を含めると、スズキ・ジムニーが余裕で買えそうですが、仕事の内容からするとジムニーでは用途が限られるためめ使用しないとのことでした。

仕事のためとは言え、それなりの覚悟と費用が必要なインチアップとリフトアップ!
さて森さんは、
「ひーちゃんのアトレーに乗せてね♥」

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。