8月24日は、生きていればなっちゃん15歳の誕生日。
家族としては、最低でも15年は生きてほしい、と思っていましたが・・・。
目標の15年
特に深い理由はないのですが、ビーグルの平均寿命が13~15歳であること、野良で死にかけの状態だった先代ビーグル・ももちゃんが、10年生きたこと(推定年齢13歳前後)から、15年は元気に生きてほしいという勝手な願いでした。
もちろん、15年以上ならその先は20年でも30年でもOK。
特別なことはしていませんが、幼犬のときから主食のドッグフードだけは「量より質」重視で選んできました。
しかし、早い時期(4歳)から、毎年春の血液検査でALPの数値に異常が見られ要再検査に。
結果は変わらずでしたが、基本元気で食欲もあるので様子を見ることに。
他にも、突然、呼吸困難を起したりと健康優良児とは言えない状態。
「この子はあまり長生きしないかも」
ここで、選択肢が2つ。
よりストイックで健康志向の食生活に切り替えるか、逆に、美味しいものを食べて楽しく過ごすか。
選んだのは、後者。
フードに加え、おやつも徐々に与えることに。
その年(2006)のクリスマス、初ケーキ(ペット用)を前に戸惑う夏子さん。初めて見る食べ物には、とても慎重。
そのうち、なっちゃんは、家に来た動物たちの中で、唯一「誕生日」が分かる貴重な存在であることに気付きます。
「誕生日にケーキでお祝いしよう!」
以来、なっちゃんの誕生日は我が家の大切なイベントになりました。
毎日の楽しみ「食う」
「くう」「ねる」「あそぶ」、40代以上には通じますね(糸井重里さんの作ったキャッチコピー)
ビーグルは食いしん坊の代表格、「食う」ことが一番の楽しみ。
食に関心の薄い秋田犬のように「フードを食べなくて困る」ことはまずない!むしろ落ち着いてゆっくり食べさせる工夫が必要。
がっついてフードを食べる子用の器、優れもの、でも夏子さんには不満だったのか、攻撃の跡が!
旅先では、専用の器で気分を変えて、
おやつも大好き。
「おやつ食べる人」と声をかけると、「ワン、ワン」と即反応、弾むように駆けよってくる。
色々な種類を少しずつ混ぜて与えると、好きなものから順番に食べていく。機械的に食べているのではなく、楽しんでいる。
長生きさせるという観点からは、おやつは良くないのかもしれませんが、生き物である以上、楽しく生きてもらいたいものです。
人間でも、「おやつのない人生なんて考えられない」
車をなっちゃん仕様に改造し旅に出たことが、なっちゃんにとってどうだったかは分かりませんが、置いていくと“そうとうお怒り”になられていたので、それなりには楽しかったのだろうと思います。
楽しみは、車の窓から見る景色と、途中で食べるおやつ。
旅先で食べるガムは最高!
毎日、夕食後の牛乳は、旅先だから「なし」は通用しない。
暑い時期は、このために購入したと言っても過言ではない、ポータブル冷蔵庫(エンゲルENGEL 14Lタイプ)に牛乳を入れ、例の一生モノの器(⇒?と思われた方は)と専用トレイ(飲み方が下手で器から牛乳がだだ漏れ)を必ず持参。
心残りは、
最後の時期に食べられなくなったこと。食いしん坊のなっちゃんからは、想像できなかった。
いつも量を制限していたので、最期ぐらいは「たらふく食べさせてあげたい」と思っていたのに。
でも、大好きなササミやササミ系おやつは何とか食べられた、「フード以外のものにも食べ慣れていたことが幸いした」と思っています。
捨てられず、今も冷蔵庫に残っている最後のおやつ。
ほぼカンピンタン。
14歳と約4か月、目標にはちょっと届かない犬生でした。
誕生日なので、最後は明るい話題で
誕生日ケーキを“逆再生”、なっちゃんが5歳まで若返ります。
(ケーキは撮影のため1台まるごと写っていますが、実際に食べるのは適量です)
2017 今年は大好きだったペロQ。
あとは知り合いのポーちゃんが食べてくれます。
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007(クリスマス)
撮影のため待たされるなっちゃん、いつも同じ顔でした。