趣味がアウトドア、仕事がアウトドア、など野外とのかかわりは人それぞれ。
いずれにしても、これからの季節は熱中症に気を付けねば。
とりあえずは、こまめな“水分補給”ですね。
目次
林業の場合
冬の時期でも大汗をかく、運動量の多い職業。
おおよそ気温10度を目安に、服装を調整します。街中では“寒い”気温10度も、林業では大汗をかくほど“暑い”のです(動いていないと冷える、厄介です)
夏になると、湿度の高い林内はサウナ状態(森林浴どころではない)
不快指数80オーバーは日常茶飯事。
そのような環境で、
(安全装備にのみ色を付けています)
この装備+背中にリュックを背負っての作業は厳しい (>_<)
「暑くなったら脱げばいい」は、残念ながらNG!
それまで努力義務であったチェンソー防護衣(ズボン・チャップス)着用が、平成27年に義務化されたためです
(チェンソーによる労災事故が多発しているため、詳しい話は別の機会に)
同時に“熱中症予防の強化”も盛り込まれましたが、自己防衛としては、とにかく“水分補給”しかありません。
林業用マイボトル
自販機のある街中でも、“マイボトル”でお気に入りの飲み物を持参する人が増えているとか。
コンビニも自販機もない山林では、昔も今もマイボトル。
夏場は、多い人で1日4Lの水分を必要としますが、平均で1,5~2L。
余談になりますが・・・、
ペットボトルで凍らせる場合の注意。
冷凍庫に入れて一晩ぐらいが適当、それ以上凍らせると“なかなか融けない”
融けないがため水分補給ができず、熱中症になった人がいます。
中身は、スポーツドリンク2倍希釈か、お茶(自分はルイボス茶)
半日分を0,5~0,75Lの複数の水筒に分けて携帯します。
例えば、
グランテトラ(フランス)のアルミボトル 0,75L
一番のお気に入り。
大切に扱ってきたものの、“ボコボコ”
なぜここまで凹むのかと言うと、急傾斜地で腰袋に入れた状態で転んだり尻もちをつくから。
アルミ製ですが、一般のものより肉厚なので、この程度の凹みで済んでいます。
体重75Kg程度では、これ以上潰れることはないようです。
道具は、使い込むほどに(凹むほどに?)味が出る!
アウトドアでよくあるのが、キャップの紛失ですが、このタイプは安心。
たいていのアウトドア用ボトルには、本体に吊り下げ用フックかフックホールがあり便利です。
エバニュー(日本)のエバーポリタンク 0,5L
軽量、しかも柔軟性があるので凹んでも壊れない!
意外と少ない角型、腰袋にも収まりが良い。
キャップストラップ付。
モンベル(日本)ポリタンク 0,5L
円筒形で保温カバー付。
注ぎ口が広いので、水を汲むとき便利。
砥石用ボトル?
砥石と水をセットで携帯できるよう作られたものですが、林業を教わった師匠曰く、
「水筒はこれで十分や」と(年配の林業作業者は暑さに強い)
自分は飲料用ではなく、身体を冷やす打ち水用として使いました。
注ぎ口がノズル状なので、身体に注ぎやすいのです。
ポリタンク系ボトルは、最近あまり見かけなくなりました。
紫外線に弱く劣化するからでしょうか?
代わりに、硬い飽和ポリエステル樹脂ボトルや、空になると折り畳んでかさばらないウォーターパックが主流になりました。
象印(日本)タフスリム 0,35L
冬用ボトル。
腰袋に入る携帯用まほうびん(今でも“まほうびん”という品名なんですね)
昔のように、衝撃で中のガラスが割れることはありませんが、大きく凹むと保温機能が失われます。
凹まないよう、500mlペットボトル用の保温カバーに入れています。
アウトドア用マイボトル
シグ(スイス)トラベラークラシック 1L
アルミ製ボトルのパイオニア。
林業に耐える強度はありませんが、アウトドア用としては十分。
カラー、サイズ共に豊富にそろう。
シグ(スイス)オーバルボトル 0,6L
特徴は、本体が丈夫で衛生的なステンレス製(アルミ製もあり)
同じくステンレス製のカップ付き。
軍用に作られたものを復刻しただけあり頑強!
仕事用に購入しましたが、もったいなくて使えなかった !(^^)!
ソルライト ライトキャップ 1L
以前にもご紹介したソーラー充電式ライトとボトルを一体化したもの。
キャンプや防災備品向きのボトルです(携帯には不向き)
ソーラー充電なのに、日光に長時間当てると樹脂製キャップに劣化が!
新型では、素材が変更され改善されたようです。
お気に入りの水筒を持って野外へを、きっかけにアウトドアグッズに興味を持った。
そして、いつの間にかアウトドアにはまっていた、という方も多いのでは?
たかが水筒・・・、やられた(>_<)
番外編
おでかけっ茶 180ml
道の駅「お茶の京都 南山城村」で見つけた、昔懐かしい“駅弁お茶”ボトル。
煎茶ティーパックが1個付いて200円。
しっかりふたを閉めれば、少々振っても漏れることはありません(パッキンはなし)
こんな列車に乗って旅しながらお茶を一杯、最高です(指宿枕崎線)
夏子さんのマイボトル
夏子さんマイボトル。
ただのオランジーナ空ペットボトルですが、捨てられず・・・。
晩年は病気のせいもあり、水をたくさん飲んでおられました。
※夏子さんはオランジーナを飲んだことはありません。