昭和の原付バイクーヤマハ・パッソルⅡ

一枚の写真を取り出し「これ高校生の時乗ってた原付バイクよ」と森さん(年齢不詳)
するとひーちゃん、
「これ・・・パッツーすよね!先輩・・・パッツーの乗り方間違ってますよ!」
森さん何のことやらさっぱりで・・・、
「はぁ?」

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パッツーこと「ヤマハ・パッソルⅡ」


ひーちゃん曰くパッソル系の正しい乗り方は、

ヤンキー乗り!
「確かにそういうイメージはあるけど・・・やんちゃな子たちは250とかに乗ってたわよ!」と森さん。
「先輩もやんちゃ系だと思ってましたけど・・・」とひーちゃん。
「地味系で悪かったわね!」

1982年に発売されたパッソルⅡは、若い子をターゲットに開発されたソフトバイクだったのでカッコよさではピカ一。


(当時物カタログより)

ヤマハさんのスクーターには〈ソフト〉〈ミドル〉〈本格〉の3つのカテゴリーがあるそうで、パッソル系はソフトに属します。
ソフトは、価格が安く(若者向け)・軽量・ゆえに軽快な走りを特徴とし、パッツーはこのカテゴリーの集大成的なバイク。
原付バイク(50㏄以下)は、翌年の1983年にピークを迎えるので、以後は「質」を重視したミドルが中心的な存在に。
パッツーのアクティブ・スニーカー系は「JOG」(1983年)にバトンタッチ。
とは言え、85年に「トライ」が登場したところを見ると、ソフトに近いスクーターの需要がまだまだあったようにも思う。

昭和の原付バイク―ヤマハ・トライ

高校生「3ない運動」


パッツー専用の「サイドキャリア」がかっこよかった!と懐かしむ森さん。

基本「3ない運動」で原付に乗れない高校生、男子はブリヂストン「ロードマン」みたいなスポーツ自転車で通学(自分は下ランクのブリヂストン「スプリンター」)
彼らの流行は「折り畳み式サイドキャリア」(たぶんブリヂストン製)
それを見て森さんも装着!
実は森さんのように家庭の事情や通学事情によっては、学校の許可を得たうえで免許を取得・スクーターを購入・運転できたのです。
それ以外は乗らないよう、バイク事故の悲惨さを教える映画などを見せられ(>_<)
恐らく今の時代ではNG映像、今でも脳裏に焼き付いてます。

なんとかⅡが流行り?


同じ1982年に登場した「カローラⅡ」後に「私をスキーに・・・」にも登場する2WDの赤い車。
「西部警察partⅡ」もこの年、これは関係ないか・・・。
するとひーちゃん、
「先輩・・・こんな感じで行きましょう!」

「こりゃ間違いなく停学だわ」

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。