キャリーバイク・プロの取り付け

狭小住宅のような軽キャン、限られた空間を効果的に使うための試行錯誤は意外と面白い。
ルーフキャリアの次は、リアゲートキャリアに挑戦です。

スポンサーリンク

リアゲートキャリアにもいくつか選択肢がありますが、本命のFIAMMAのキャリーバイク・プロから始めます。

FIAMMA キャリーバイク・プロ

カテゴリーはサイクルキャリアです。
画像はバイクレール(2本標準装備)を外した状態、複数台(最高4台、60Kgまで)の自転車を積載するためのものです。値段は当時3万円ほどだったと思いますが、現在は4~5万円と値上がりしています。為替の影響か、仕様変更のせいでしょうか?実際、わたしのものと現行品では、取り付け金具の仕様が変更されています。

取り付け前に
残念ながら、全ての車に取り付けられるとは限りません。本来“四角い”キャンピングカー用の装備だからです。つまり取り付け場所が、ほぼ平面であることが前提です。市販車の場合、平面などあるわけはなく多かれ少なかれ車体は曲面で形成されています。
更に上下左右4か所の取付金具の位置は、上下間隔は調整可能ですが左右の間隔は一定であるため、自分の車のようにリアゲートにナンバープレートが設置されている場合、取り付け不可となる場合があります。

が、この点が現行型では改善されているようで、取り付け可能車種が増えるのではないかと思っています。
取り付け可能な車は、
リアゲートが、平面に近い形状
もしくは、平面に近い状態に加工できる車、と言うことになります。
最近の車は、スクウェアなデザインなので多少の加工で取り付け出来るのではないかと思います。

スポンサーリンク

取り付け作業工程
説明書を見て作業できる行程は省略します。

1.金具位置の決定
位置決めは、表面だけでなく裏面の状態が関係しています。ので、リアゲートの内張を外して裏側の状態を確認します。
下部取り付け位置付近には、リアワイパーやドアロックの部品があるのでそれらを避けます。
内張を外すと分かりますが、内板が邪魔で手が入らないところも多々あります。最終的にボルト締めしなければならないので、プライヤーで締め付け可能かどうか確認します。
なぜプライヤーなのかは、後ほどご説明します。
上部の取り付け位置は、中空構造になっている場合が多くそのままでは取り付けられません。その状態で取り付けボルト締めすると、中空なのでボディーが歪みます。締め付けも十分行えません。
解決策は、
内板に大きめの穴を開け外板のみで固定する(上下方向から見た断面図)

外板を補強して歪を抑え、外板と内板で固定する

自分の場合、どちらにせよ外板を平面に近づけるための加工が必要なため、後者を選択。

2.下部取り付け金具の設置
この工程は、現行型と異なるため詳しくは扱いませんが、参考程度に。
重要:キャリアの重量のほとんどが下の金具に集中するため、安全確実な場所を選び設置しましょう。

本来とは異なる角度で設置
本来は横向きに設置する金具を縦向きに変更、フレームパイプの穴も新たに開け直します。縦向きの方が、取り付け面のカーブの影響を受けにくいからです。
現行型は、取り付け金具位置がスライドするので、スライドレールの範囲で場所を選べます。

3.上部取り付け金具の設置
下部ほど重量がかからないとはいえ、外れると大変なことになるので、しっかり工作します。
外板補強 アルミ板材(2㎜厚)+ゴムクッション材

このままでは平面にならないので、取り付け金具とアルミ補強板の間にスペーサー(ワッシャーなど)を入れ調整します。

位置が決まったら、両面テープ等で仮固定しドリルでΦ6.5の穴を貫通させます。補強板⇒外板⇒内板と角度がぶれないよう真っ直ぐ(大きくずれると、内側の留め板の穴と合わなくなります)

ボディーに開けた穴に錆止め塗装をしたら、スペーサーを入れた状態でボルト締めします。アルミ板材で補強したとはいえ、締めすぎると車体が歪むので注意します。
最後に、アルミ補強材を三方(下は水抜きのため未処理)コーキング処理して終了。
コーキングは変成シリコン!

後は説明書に従って、フレームパイプをカットするなどして完成させます。
キャリア本体は着脱式なので、必要ない時は取り外し可能です。

4.RVボックスの設置
自転車を乗せたいわけではないので、バイクレールは取り付けずRVボックスを乗せます。
理想は、キャリーバイク・プロと同じFIAMMAのウルトラボックス。しかし、”値段が高い”(7万円前後)
諦めて手頃?なアイリスオーヤマのカートランク(7千円前後)に決定。FIAMMAの10分の1ですみますが、見た目はFIAMMAの方がはるかによい!
キャリアのフレームがパイプ形状なので、U字ボルトで4か所固定。
車体から出っ張るので、視認性を高めるための蛍光ステッカーなどをペタペタ。
濡れたタオルを乾かすためのパイプハンガーを付けて完成(かっこは悪いですが、走行充電ならぬ走行乾燥で風呂タオルはすぐに乾く!

便利なのですが、リアゲートの開閉はちょっと大変です(重い!)
当然、ダンパーが役に立たずリアゲートの跳ね上げ状態が維持できません。
そこで、

アウトドア用の伸縮ポールで支えます。ドア側には、ゴム足をポール受として設置。普段ポールは、リアゲート内側にポールキャッチャ―で保管。
子供たちやわんこが指を詰めたりしないよう、注意してください。

リアキャリアと車検
自分はディーラー車検ですが、設置当時は特に何も言われませんでした。数年前にフォグランプ同様車検が厳しくなったのか、キャリアを固定するナットを蝶ネジに替えてほしいと言われました。仮固定の状態にして欲しいみたいなことだったと記憶しています。

蝶ネジを締めるため、レンチではなくプライヤーが必要という訳です。
あと、増設したテール・ブレーキランプも✖、ソケットを外して無点灯にします。

キャリアと運転感覚
重いもの(MAX60Kg)を積むと明らかに上向き姿勢になります。オーバーハング部にかかる重量は、車の姿勢に大きく影響します。とはいえ、普段は30Kgほどしか積みませんので影響は皆無です。
ただし、RVボックス積載時の強風(特に横風)は注意が必要、ハンドルを取られます。車高が高く、前後オーバーハングの大きい車と同じ条件になります。後輪を支点にRVボックスが受ける風と逆方向にハンドルを取られます。ただ、恐怖を感じたことは過去1度のみ、明石海峡大橋を渡った時ぐらいです。

キャリーバイク・プロ以外の選択肢
簡易取り付けのサイクルキャリアもあります。
ボディーに穴を開けずに取り付けられるものや、ナイロンベルトで固定するタイプもあります。
ただ、常設向きではありません。必要な時だけ取り付け使用します。

最後に
走行中に落下すると大きな事故につながりますので、確実に取り付けましょう。専門家に取り付けてもらうのも良いでしょう。
車内に持ち込みたくない荷物(汚れもの、濡れたもの)を積んだりと普段使いにも重宝します。後方に少し出っ張るので、ぶつけないよう注意してください。

スポンサーリンク