新しくなった浜松工場、もう新幹線は空を飛びません

一度は見てみたかった浜松工場の名物“空飛ぶ新幹線”
新幹線好きには最高の眺めですが、工場にとっては作業の流れを妨げる“ボトルネック”の象徴だったようです。

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ボトルネック


本物のボトルネック(瓶の首)の最たるものはこれ、

瓶の首が細い上に邪魔なビー玉、慣れないといつまでたってもラムネが飲めない!普通のボトルでも、瓶の首で流れ出る量は制限されます。
仕事でいうところのボトルネックとは、作業の流れを妨げるもの、つまり全体の生産性や作業効率を下げる要因を指します。瓶と違って、仕事におけるボトルネックは出口に限らず、また一か所だけとも限りません。
瓶口で流れを完全に止めてしまうラムネ瓶のビー玉は、機器の故障や事故の発生と言えるかもしれません。
ボトルネックをなくすことも大切ですが、ビー玉(労働災害)をなくすことは最も重要な課題です。
何より、「安全第一」です。

林業で安全管理に関わっていたので、おのずと目が向くのは、



“指差確認”“指差呼称”バカにしてはいけません!、指差しで確認、声に出して確認、その声を耳で聞いて確認、3重チェックです。
わたしのいた林業は、残念ながらラムネ瓶状態。機械化が進んでも林内運搬がボトルネックになり作業効率が上がらない、更に機材の故障や労災は減らない・・・。あれ、話が脱線。


飛ぶ必要のなくなった新幹線


浜松工場は、新幹線の全般検査をする工場ですが、これまで15日かかっていたものを1日短縮して14日で完成させます。東海道新幹線の運行本数を考えると、大きな1日です。
2010年7月、JR東海のニュースリリース、⇒浜松工場のリニューアルについてでは、工場平面図を使って、これまでの検査車体及び部品の動きと、リニューアル後のそれとが比較説明されています。今回の改修工事で新幹線専用工場に生まれ変わったことがよく分かります。
そして作業工程の効率化が一目でわかるのですが、正直、以前の作業ラインで検査を15日で仕上げていたことの方が驚きです。そのために必要だったのが(新幹線を飛ばしていた)あの“大型天井クレーン”だったのかもしれません。
本来、新幹線のような重量物は、工場内を取りまわすだけで作業ロス(ボトルネック)になると思うのですが、むしろ既存の古い検査ラインを最大限活用するための知恵と技術の表れだったようです。
リニューアル後、天井クレーンの代わりを務めるのが、リフティングジャッキ、4台一組です。



ちょっと小さめのタイプ

これからは、飛ばずに“浮く”新幹線です。見た目は地味になりましたが、作業効率アップの象徴と言えそうです。

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