たかが草刈機と侮ることなかれ⑧ーエアフィルターのお手入れ

前回に引き続き、下刈り現場で作業中のひーちゃんたち。
ひーちゃんの遅れをカバーするはずの森さんですが・・・。
「刈払機(草刈機)の調子が悪いよ~」
森さんが遅いので、右隣のスギちゃんが助けに来てくれました。

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何度もエンジンストップ!


10年以上使ってる森さんお気に入りの新ダイワRM250-S(排気量23.9㏄)
他メーカも使ったけど、このRMシリーズが自分には一番合ってるそうで。
フルモデルチェンジ後の後継機はRM3025(22.8㏄)になります。


(新ダイワさんらしくトルク重視の粘りのあるエンジン、耐久性十分で林業向き)

これまでノントラブルのRM250が前触れなく突然エンジンストップ、致命的な故障でよくあるパターンです(>_<)
可能性は低いですが、一応燃料タンクと燃料フィルターを確認(問題なし)
次はメインスイッチを確認、腰ベルトと接触してOFFになることが時々あります(問題なし)
プラグキャップをはめ直してから、リコイルスターターを何度か引くと・・・、
エンジン再スタート!(^^)!
何事もなかったかのように調子よく回るエンジン、でもその後も何度か繰り返すエンジンストップ。
「キャブを掃除しないとダメか・・・」と森さん。
するとスギちゃんが・・・、

「エアフィルターの目詰りかもよ?」


「始動前に点検(目視)したから・・・さすがにそれは・・・」
と言いながらクルーナーカバーを外した森さん。
「なんじゃこりゃ!」

円形のエアフィルターが・・・半分なくなってる!
恐らく欠けた部分は、

エンジン内部にに吸い込まれて燃えてしまった。
目視では異常なしのフィルターでしたが、触るとスポンジが劣化してボロボロ。
恐らくですが、オイル交じりの排ガスを絶えず吸い込むためフィルターが劣化するのではないかと。
(ボロボロになったフィルターは触るとネトネトしてます)
こまめに洗浄するか、定期的に交換するか、少なくとも劣化具合を確かめるため触ってみる必要ありです。

とにかく、吸い込まれたカスが一時的にキャブに詰まったことが不調の原因と判明。
大事に至らず一安心ですが、とりあえずキャブを掃除することに。

「昭和のくるまと一緒やね・・・」


林さんのスズキ・キャリィトラック(昭和60年式)も同じ目にあったそうで。
エアフィルターの両面に付いてるスポンジと、エアフィルターケースのガスケットの劣化がエンジン不調の一因となりました。

(新しい純正エアフィルター、何と今でも正規品が購入できます)


(劣化したスポンジパッキン、反対側も同じ状態)



(ケースのガスケットは欠品のため、シリコンチューブで代用してます)

RM250の分解清掃



(キャブはダイヤフラムを外さない程度まで分解、後はキャブクリーナーで)


(効果は不明ですが、一応シャフトにグリス塗布)



(50時間ごとのギアケースのグリス補給、本来はボルト側のカラーを外して古いグリスを排出)

森さんのお下がりのチェンソー(新ダイワE1039s)を使ってるスギちゃん・・・、
「ねえ先輩・・・そろそろ新型のRM3025に買い替えたら」

スギちゃん、RM250sも狙ってるようですね。

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。