オフはゆっくり⑧ーシングルバーナー(灯油)

前髪は犠牲になりましたが、何とかホワイトガソリンバーナーの点火をマスターしたひーちゃん。
今回、完全武装(消防防火服)で挑戦するのは灯油バーナー。
扱いやすく、価格もホワイトガソリンよりはるかに安い灯油ですが・・・、
灯油バーナーの点火は、ホワイトガソリンよりぐっと難易度が上がるのです。

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要プレヒート(予熱)&要ポンピングの灯油バーナー


マナスルストーブ・No.121という国産モデル。

引火点が高い(引火しにくい)灯油ゆえ、灯油バーナーはプレヒートが何より大切!(石油ファンヒーターも、予熱を行うため点火に時間がかかります)

(アルコールでプレヒート)

同じく要プレヒートのオプティマス123Rスベア(白ガス)との違いは、
ポンピングも必要なこと。
プレヒートが終わるころにポンピング、空気と灯油を混合してバーナーに送ります。
本来なら、プレヒートの火でバーナーに点火!

のはずが・・・、この度はポンピングに手ごたえがなく点火できず。
後でポンプを分解したところ、原因がカップの縮みと判明。
コールマンのリュブリカントを塗布、程よくほぐして一応ポンプは復活。

注意すべきは、プレヒート不足でポンピングすると、ガス化せずに噴き出した灯油に引火!

(マナスルの取説にある注意書き)

何度か失敗してるので、
プレヒートの燃焼が終わってからポンピング、
ガス化を確認してからライターで点火してます。

武井バーナー・パールストーブBR‐301、こちらも国産モデル。

こちらは、予熱器を装備してるのでプレヒート剤(アルコールなど)が不要。

マナスルとの違いは、先ずポンピングを行うこと。

タンクに圧がかかったら、予熱バーナーに点火!

カタログでは80秒の予熱でOK!(ここが肝心、焦らずじっくり予熱)
そして、バルブを開いてライターで点火。

とにかく灯油バーナーは、点火に失敗すると大きな炎が上がるので、屋外の安全な場所でご使用を!
消防(本職)さんや消防団の出動なんてことになりませんように。

林業と消防団


林業=田舎暮らしというパターンが多いため、消防団に入団というケースも多い。
ただ日中は、消火活動など招集がかかっても対応できないのですが(奥山で携帯が圏外)
とは言え、山中での行方不明者の捜索では、林業人は重宝がられます。
捜索現場での機動性としては、消防山岳レスキュー(別格です)、消防団林業人、消防団地元人、警察機動隊の順。
行方不明の原因が、道に迷って戻れなくなった場合と、自らの意思(死を覚悟)で山に入った場合とでは、捜索範囲や方法も変わってきます。
こと捜索に関しては林業人も素人なので、力及ばずと感じることが多いです。

第3師匠が若いころ(ずいぶん昔)の話ですが、
サバイバル訓練で奥山に入った自衛隊が、部隊ごと行方不明になったそうで・・・(もちろん、衛星電話もGPSもない時代)
師匠は地形を読み、あたりを付けて捜索、見事発見!したそうで。
やはり、昭和のスーパー林業人はレベルが違います。

ガス・ホワイトガソリン・灯油、これでひーちゃんシングルバーナーは完全制覇!と思いきや・・・、
次回、アルコールバーナーにつづく。

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。