林さんちのNEW掃除機が「日立」製になったという前回のお話。
そこで急きょ再開された大阪万博タイプスリップ散歩(かなり久しぶり)
予定していた「生活産業館」から行き先を変更し「日立グループ館」に向かいます。
空飛ぶ円盤?
1970年の大阪万博では、ぶっ飛んだデザインのパビリオンがいくつも見られましたが・・・、
文字通り空を飛べそうなパビリオンと言えば・・・、
「日立グループ館」ではないかと。
特撮TV「サンダーバード」のイメージをそのまま再現したかのような外観。
(当時のパンフレットより)
位置は会場西側で、奇抜なパビリオンが集中したエリアでした。
(「EXPO’70パビリオン」展示物)
気になる円盤の内部は・・・、
観客は空中エスカレータ(40m)を使って一気に4階のスカイロビーに上がり、
2階建て260人乗りマンモスエレベータで、3階に降ります。
3階は「シミュレート・ホール」となっており、
128人(8✕16)が順番にパイロットとして飛行トラベルを体験できたのです。
本当に空飛ぶ円盤?
1号から16号のコックピットがあり、8人で着席。
1号から16号へとリレー操縦しながら離陸から着陸までの飛行を体験。
もちろん、実際にパビリオンが空を飛んだわけではなく・・・、
マンモスエレベータで2階に降りると飛行体験の種明かしがなされます。
テーマは「追求=未知への招待」
今では飛行機だけでなく、自動車や鉄道、ロケットなどの専門的な訓練シミュレーターが普及していますが、その基礎となった技術のようです。
だれでも手のひらサイズでもっと高性能なシミュレーションゲームを楽しめる時代に。
未知の体験をシミュレートしたりゲームしたりという時代を紹介したパビリオンでした。
2025年の「大阪・関西万博」(命輝く未来社会のデザイン)では、空飛ぶ円盤ならぬ「空飛ぶ車」がお目見えするようです。
55年たった今回は、実際の飛行体験ができる!
現在の様子は・・・、
西口の位置は当時と同じなので、日立グループ館のあった場所はすぐに分かります。
次回は、この景色の右側にあった「みどり館」に行ってみましょう。
「みどり館」に行かれる方は⇒こちら
「クボタ館」に戻られる方は⇒こちら
林さんからお願いが・・・、
高性能林業機械のベースマシン(重機)として「日立」を操作する林さん、
「重機用のシミュレーターゲームもありましたね」
ところで、林さんのお願いとは?
「日立建機さんのイメージカラーはパビリオンと同じオレンジ、できれば掃除機も昔みたいなオレンジ色で造ってほしい・・・。」
昭和の生活に彩を添えたビビッドカラーの家電たち(日本家屋が地味で部屋が暗かったため)
暗く元気のない令和の日本にも必要なのでは・・・。