車中泊ー座席フルフラット化

日常生活での使い勝手を犠牲にすることなく、快適な車中泊を可能にするフラットベースを目指しました。理想は特急形寝台電車「583系」。

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日常生活での使用を優先


旅に出て車中泊をする機会が多いとはいえ、普段は生活の足として主な役割を果たす我が家の車。家族以外の人に乗車してもらうこともあるわけで、そのためのスペースを犠牲にするようでは使い勝手が悪い。
買い物をした荷物を載せる荷室も十分確保したい。普段、夏子さんのクレートを載せっぱなしにしている(正確には、していた)ので、それだけでかなりの場所を取られているからです。サブバッテリーを含む補助電源設備を座席下に押し込んだので、荷室にキッチンユニットを設置する必要もありません。個人的にはキッチンユニットは調理が目的ではなく、補助電源の設置スペース確保のためのもの、と思っています。犬連れ旅で、車内調理はまず無理でしたし。
ただし、荷室の底上げは必要、
理由は、⇒特急形寝台電車「583系」から学ぶ車中泊レイアウト

ポイントは
改造は必要最低限で(当然、座席は既設のものを使用)
追加装備はなるべく目につかないところに収納
荷室の底上げは、軽く丈夫な素材で
底上げするので、床下収納可能に(ただし、上げ過ぎはNG)

結果こうなりました
通常の座席状態

フルフラット状態

セット方法


ステップ1
前席背もたれを前傾させ、シートを前方へスライド

ステップ2
梁パイプをBピラー左右のパイプソケットで固定

ステップ3
後席背もたれを畳み、現れたシナベニア板材で座席とパイプの間を橋渡し状に設置


ステップ4
荷室と座席の間の隙間に蓋をして


ステップ5
ウレタンマットを敷いて完成

所要時間は約40~50秒

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各部の補足説明


梁パイプは25φのステンレス巻きポールを使用(両エンドに樹脂キャップ装着)

使わないときは、後席脚部に紐で固定。

25φU型パイプソケット×2個をBピラー左右にビス留め
写真では2個ついてますが、本来は1個(左右で2個)です。

後席の背もたれを畳んだ状態で高さを測り、Bピラー左右にU型パイプソケットを取り付けます。左右のパイプソケットの間隔を測り略同長に梁パイプをカット(樹脂キャップの分を差し引いて)

6㎜シナベニア板×2枚
板の裏側に、イレクター(矢崎)の28φポールソケット×4(2枚分)
このソケットでべニア板を梁パイプに固定します。

普段は、後席背もたれ裏側に収納。邪魔になりません。

床板12㎜コンパネ(底上げ床板形状にカット)
本来、縦中央2分割にした方が扱いやすいのですが、後の計画を考慮し、あえて一枚板で。
⇒リアボード設置
12㎜は結構重いので、ちょっと強度的に不安ですが9㎜でも可?

そのままではトゲが刺さりまくるので、安物のカーペット素材を貼り付け。

コンパネに木工用ボンドを薄く全体的に塗布、カーペットを貼り付けアイロン(低から中温)がけ。出来れば、裏面にも張りたいところですが面倒なので、家にあった木部用シーラーを塗布。これでささくれやトゲを抑えることができます。
注意すべきは、上面には摩擦抵抗の高い素材を張り付けること。夏子さんが乗るので最初クッションフロアーを張り付けたところ、走行中、荷物が滑りまくっていました。ただ、カーペットも布製品が滑らない程度で、荷物は安定しません。
板の裏側には、イレクター(矢崎)の28φポールソケット×4

平板
コンパネを横長一枚板で使用すると前後長が足りず、後席との間に隙間が。この隙間に蓋をするための平板。コンパネの端材でも良いのですが、面倒なので。普段は床下に収納。

上げ床土台骨組
イレクターパイプ(矢崎)は、軽くて丈夫。任意の長さにパイプカッターでカットできます。ジョイントパーツも豊富で、思い通りの骨組みを組めます。

わたしの車は、荷室床面が凸凹(恐らくどの車もそうかと)なので、各脚にはアジャスターを使用。
組みあがった時点で、専用接着剤で各ジョイント部を接着します。

収納ケース×必要数
ひとつ上の写真でお分かりのように、ケースの大きさと数は、土台骨組の脚の本数を決める要素になります。床板をはめた状態でもケースの中身を取り出せるように脚の位置と本数を決めます。
自分が使用しているケースは、3種類計5つ。

非常食などの分散備蓄にもなります。

最後に


ここまでかかった費用は、正確には覚えていませんが1万5千円から2万円ぐらいではないかと?不確かですいません。
床のフラット状態ですが、まっ平ではなく、スライドドア位置から運転席手前まで緩い登り勾配があります。既設の座席を畳んだ状態で既に勾配が生じているためです。
しかし、こちらを頭にして寝ますので、多少勾配があったほうがむしろ快適ではないかと思います。

フラットになった床は、長さが、

幅が、

ついでに車内高が、

床下高が、

最後に言うのも変ですが、前席背もたれを後倒してフラットにする方法もあります。これなら梁パイプやシナベニアは不要です。

次回は、夏子さんと車中泊するための装備をご紹介します。

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