昭和の自動車ーカリフォルニアミラー

スバル・ドミンゴに付いてた“アレ”を、自分のキャリィトラックに取り付けご満悦の林さん!
アレとは・・・、70年代~90年代に流行ったカスタムの定番「カリフォルニアミラー」です。
「これカッコイイかなぁ・・・わたしのF801フォワーダにも付いてますよ~」とひーちゃん。
この率直な意見(感想)が、意外と的を射てまして・・・、

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大型車に大型ミラー


狭い作業道(幅員2.5m)でコンマ25・45クラス(キャタ巾2.3~2.5m)のグラップルやプロセッサを操作する林さん。
大型バックミラーでも死角が多い重機ですが、キャビンが旋回するので何とかなる!(^^)!
ただ、その旋回のせいでバックミラーが壊れる(法面でもげる)というジレンマ(>_<)
ヨーロッパとは違い、急峻な山で作業する日本の林業ならではです(;^_^A

仕事では邪魔?な大型バックミラーですが、キャリィトラックにつけるとお洒落な“カリフォルニアミラー”に変身!

本来、アイポイントの高いトラックやワンボックス(バン・ワゴン)車の側面・後方視界確保のためのカリフォルニアミラー。
安全とカスタムの一石二鳥!

(スバル・ドミンゴ)

今振り返ると、ひーちゃんが言うように「カッコいいかどうかは微妙~」ですが、彼女の「ダイハツ・アトレー(平成元年式)」だってカリフォルニアミラーです。

このころのワンボックスカーの上位グレードには、カリフォルニアミラーが標準装備。




(マツダ・ボンゴワゴン、下位グレード用オプション品)

軽トールワゴンにもカリフォルニアミラー


現在流行りの軽トールワゴンの元祖「スズキ・ワゴンR(初代)」

ワンボックスだけでなく、トールワゴンとの相性も良好なカリフォルニアミラー。

(初代ワゴンR用純正品)

しかし、車がトータルデザインされるようになり、取って付けた感の強いカリフォルニアミラーは生き残れなかった(と思う)
また、ドアミラーが電動格納式になったことも影響してるかと(思う)
基本、カリフォルニアミラーは“出しっぱなし”
(可倒式ですが調整が面倒)
狭い駐車場で大型ミラーはかなり邪魔?

まとめると、
大きいから側面・後方がよく見え安全に寄与するけど・・・、
大きいゆえに物理的・デザイン的には邪魔になった、ということでしょうか。

「最近・・・バック駐車が・・・」


まだ若い林さんは、カスタムメインで取り付けましたが・・・、
おじさんは、昔懐かしさ2割、やむにやまれぬ事情8割でカリフォルニアミラーに交換です。
バック駐車の際、昔のように一発で駐車枠にまっすぐ収まらない(>_<)
加齢による?車両感覚のズレを、広い視野を確保することで補う必要があるのです。
(ハイテクに頼る手もあるが・・・、先ずはローテクから)
今でも探せば見つかるキャリィトラック用純正品。

(新品・未使用は珍しい)

標準タイプとの比較。

カッコイイかどうかは二の次、安全最優先です。
もちろん、最後は目視で「後方確認ヨシ!」


「本日もカリフォルニアミラー健在、ヨシ!」

ついでですが、

(スズキ・エブリィ用)
よく似てますが、キャリートラックには付きません。
この時代、同年式でもバン/トラック、2WD/4WDなどでドア形状が若干異なるためパーツ取り寄せにはご注意を!(スズキさんに限らず)
製造工場ごとに部品が異なる場合もあるので、年式・型式ごとのパーツリストは当てにならないことも。
昭和の車(パーツ)は、〇〇用の表記だけで購入すると失敗します(特にフリマやオークション)
自車の現物確認かディーラーでの確認をお勧めします!(^^)!

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。