EXPO’70大阪万博Vol.23ー空中ビュッフェ✕ホンダ・ゴリラ

そう言えば・・・
「昔、チェンソーのガイドバーみたいな建物があったらしいですよ」とひーちゃん。
すると林さん、
「???」(乗りもの系なら何でも即答ですが・・・)
話を聞いていた森さん、
「それはEXPO′70に5基あった“空中ビュッフェ”よ!」
ついにチーム森も1970年にタイムスリップ、万博カテゴリーに進出!です。

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空中ビュッフェがあった1970年大阪万博


EXPO′70大阪万博の会場には、曜日の名前の付いた広場が9か所あったと言われています。
(月曜~金曜、土曜北・南、日曜北・南の9か所ですが、土・日曜広場の北南の詳細が不明)
そこは会場を眺める展望台(現在位置の確認も)であり、動く歩道の乗り換えホームであり、インフォメーションセンターでもありました。
そして売店やレストランのある場所でもありました。


(「架構 空間 人間」より)

この図面は木曜広場のものですが、左下の待合テラスの外側に空中ビュッフェ(別名ハイランドタワー)が建ってました。
隣接するレストランを含め運営していたのは「森永グループ」さん。
売店で食事を買ってから空中ビュッフェに搭乗し、景色を楽しみながら食事するというスタイルだったようです。

他にも水曜・木曜・土曜・日曜(北広場?)とエキスポランド西休憩場にあった空中ビュッフェ(当時の会場全体図から確認)
当時物の食券(搭乗券)からすると「神戸屋パン」さん「伊藤ハム」さん「ヤクルト」さんが運営していたようです(残りひとつは不明)

(動く歩道・モノレールと曜日広場の関係が分かるようパビリオンを一時撤去)

チェンソーガイドバーにそっくり?空中ビュッフェ



(「架構 空間 人間」より、エキスポランドにあった空中ビュッフェ)

確かにガイドバーを立てると・・・そっくり!(^^)!

チェンソーガイドバーはプロ用で長さ約40センチ(16インチ)
空中ビュッフェは高さ31メートル。

チェンソーのカッター数は33コマ(40センチ20BPの場合)
空中ビュッフェのゴンドラは29台(4人乗り)

チェンソーの1周回転はコンマ何秒?メチャメチャ早い。
空中ビュッフェの1周回転は約20分(軽食には十分)

ドライブスプロケットの位置は違えど仕組みはほぼ同じ!
ただ空中ビュッフェのゴンドラは、回転しながら自転もしたのでより複雑。
ゴンドラ内は冷房完備でBGM付と快適!

ただ複雑な構造のためか・・・、よく故障したそうです(>_<)

ホンダ・ゴリラ(50㏄)で1970年にタイムスリップ!


「それは無理!」と林さん。
「ゴリラでタイムスリップできるのは1978年(昭和53年)まで・・・」(その年に発売)

「なら・・・これを持っていき!」と森さんが差し出したのは、

当時物の空中ビュッフェ搭乗券!
スキャンすると分かりにくいですが、チケットの中に納まっている空中ビュッフェのイラストは立体画像です。

いざ、1970大阪万博!

無事、到着できたでしょうか?

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投稿者: natsukopapa2017

動物と昭和と軽キャン好きのイラストレーターです。 林業(フォレストマネージャー)をしていたためその関係のお仕事が中心です。